90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 05:51:28.69 ID:NOUrG0Tf0
もし唯先輩の言っていることが本当だとすれば、トンボ以降に作られた墓は皆、ムギ先輩の仕業という事になる。
そして……トンちゃんを殺したのも。
でも、そんなことってあり得るの? だってあのムギ先輩だよ? あの……何にでも興味を示すムギ先輩が。
とにかく、私は一旦考えるのをやめ、学校へと急いだ。
91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 05:57:43.59 ID:NOUrG0Tf0
「唯ちゃんとは上手くいったの?」
「……あ、えっと」
「……疲れちゃった? やっぱり人の最後の抵抗って、予想以上にすごいものね」
92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 06:02:12.29 ID:NOUrG0Tf0
もの凄い音がして、気がつくと天井を見上げていた。
何が起きたの?
わけもわからず顔に手を伸ばすと激痛が走った。
「痛かった? ごめんね」
93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 06:10:45.78 ID:NOUrG0Tf0
口を押さえつけられた。怖くて頭がどうにかなりそうだった。
噛み付こうと思っても、もの凄い力であごを掴まれていて、口を開く事さえ出来ない。
なんで、なんでなんでなんでよ! なんでこんなことに……!
どうして? ムギ先輩は変わった人だけど、まさか人殺しまでするなんて、そんなのって。
今更、そんな疑問は白々しい。この現状、冗談で通じない今この瞬間が、ムギ先輩の狂気を証明してるじゃない。
94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 06:15:16.06 ID:NOUrG0Tf0
「きゃあああぁぁっ!! あああっ、ああああぁぁっっ!!」
ムギ先輩は自分の顔を押さえて、髪を振り乱しながら大声を上げていた。
透き通るような白い肌から、赤いものが流れている。
そして、私の手にもそれが付着していた。血だ。おそらくはムギ先輩の。
95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 06:27:08.98 ID:NOUrG0Tf0
……。
……。
……。
……。
96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 06:28:43.21 ID:NOUrG0Tf0
目の前を誰かが横切って、倒れた机の方へと近づいていった。
誰って、唯先輩しかいないけど。
「……ムギちゃん、死んだよね、あれじゃあ……ねえ?」
97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/04(金) 06:35:55.69 ID:NOUrG0Tf0
おしまいです。何気に三日もかかってしまった。
いや、この板だと三日は短い部類なのかな。製作板で書くのは初めてなのでよくわからないけど、なんか新鮮でした。
vipほどカツカツしてなく、けど、スレは着々と伸びていく。500とかざらなのを見て、すごいなあと思った。
98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 06:52:01.60 ID:ZZHMkrkZP
乙
99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 06:54:45.89 ID:EBXVlStu0
乙
すごい怖かった
100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 09:53:47.13 ID:AuG/T/m2o
乙
紬の墓標が気になる・・・
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