184:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県)[sage]
2011/04/23(土) 15:50:21.22 ID:XYWRVM9m0
わあい
185:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/04/23(土) 16:28:05.57 ID:iH2yryVNo
待ってたぜ
186: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/04/23(土) 20:33:41.78 ID:plOY2Btfo
第三章 第一位 Accelerator.
1
187: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/04/23(土) 20:34:28.71 ID:plOY2Btfo
ミサカ9982号は物陰から一方通行の様子を窺う。
相変わらず傷の一つもない。
先程の銃弾が何の効果も発揮していないのは明らかだった。
188: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/04/23(土) 20:35:24.27 ID:plOY2Btfo
「ですから―――」
「『反射』によって弾丸が返ってくンなら、その場にいなけりゃ良い、ってか?」
189: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/04/23(土) 20:36:07.30 ID:plOY2Btfo
「『反射』も間違っちゃいねェ。俺の能力の一部であるこたァ確かだが、それだけじゃQEDには程遠いなァ」
一方通行は足元にあった小石を幾つか拾うと、それをジャラジャラと手で弄ぶ。
ニヤリ、とその口元が歪んだ。
190: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/04/23(土) 20:36:53.61 ID:plOY2Btfo
「クカカッ……なンだァ」
その背中を見据えながら、一方通行は歩いていく。
走れば追いつける。能力を使えばそれこそ一瞬で済む。
191: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/04/23(土) 20:37:26.57 ID:plOY2Btfo
「この珍妙なセンスは……テメェらの趣味か?」
「か……返して下さい」
192: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/04/23(土) 20:37:59.93 ID:plOY2Btfo
堰が壊れたようだった。
脳が機械仕掛けだったならば、ショートしたか、ネジが吹き飛んだか。まさしくそんな状況だった。
それくらいにミサカ9982号の中で、何かがはじけた。
彼女が普通の人間であったならば、その感情が怒りだと、そう分かったかもしれない。
193: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/04/23(土) 20:39:09.40 ID:plOY2Btfo
「これはミサカにとって、大切な物なのです、とミサカは告白します」
彼女にとっては初めてのプレゼントだった。
初めての絆だった。
194: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/04/23(土) 20:39:42.15 ID:plOY2Btfo
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