過去ログ - マミ「杏子……」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 00:59:38.74 ID:UJglJRMW0
「魔女は移動しているのかな」

「だとしたら、そうとう逃げ足の早い相手ね。今日私たちが屋上に行ったときにはもう、気配の痕跡さえ感じられなかったんだもの」

「でも、もし遠く離れた場所から二つの事件をおこしたのだとしたら、それはそれで手強い相手だよ、マミ」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 01:00:39.24 ID:UJglJRMW0
 図書館から出ると、雨はますます激しくなっていた。遠くからは微かに雷の鳴る音も聞こえてくる。

「ひどい雨……。キュゥベえ、魔女も気になるところだけど、今日のところはひとまず家に帰りましょう」

マミは制服のスカートの裾をひらひらさせながら言った。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 01:01:11.69 ID:UJglJRMW0
(魔法少女なんていっても、雨から身を守ることさえ自由には出来ないなんてね)

 マミは心の中でそう呟きながら苦笑いした。

 もちろん魔法を使えば、雨よけのシールドを作り出すことなどたやすい。しかし、そんなささやかな術であってもソウルジェムを濁らせるとあっては、迂闊に魔力を使うわけには行かなかった。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 01:01:39.15 ID:UJglJRMW0
「マミ!」

 その時、キュゥベえが突然心の中に話しかけてきた。

「気配を感じるよ。このすぐ近くだ」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 01:02:14.80 ID:UJglJRMW0
「僕に考えがある」

「何なの?モタモタしてると、また逃げられてしまうわ」

「だったら逃がしてやろうよ」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 01:03:05.01 ID:UJglJRMW0
 光の中から現れたマミは、もう見滝原中学の制服などまとってはいなかった。白いブラウスに、髪の毛と同じ色のリボンとスカート。ブラウンのコルセットに、戦いにはやや不似合いなベレー帽。「魔法少女」としての、いつものマミのスタイルだった。

「油断は禁物だよ、マミ。どんな相手かよく分からないからね」

「分かってる」
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 01:03:44.83 ID:UJglJRMW0
「でも、事態は少しばかりやっかいになってきたね」

「え?」

問い返すマミを見上げながらキュゥベえは言った。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 01:04:16.53 ID:UJglJRMW0
「言葉どおりの意味だよ、マミ。これだけの広い範囲を、君一人だけでカバーするのにはやや無理がある。今回の件に関しては助っ人がいた方がありがたいんじゃないかな」

「あの子のことを言ってるの」

マミはキュゥベえを睨みつけるようにして言った。しかしキュゥベえはそれに動じた様子もなく言葉を続ける。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 01:05:37.48 ID:UJglJRMW0
とりあえず今日はここまでです。またある程度ストックができた時点で投下します


22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/03/06(日) 13:08:08.17 ID:+d5z6XpP0
とりあえず犯人はインキュベータ


23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/06(日) 16:34:32.02 ID:iGzS3qKDO
こういうSSを待っていた


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