過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/07(木) 05:51:32.67 ID:FFxqgSnVP


白井「流れで協力してしまったとはいえ、病み上がり、というよりまだ要入院な私。これでは過労死してしまいますの」

定期的にズドォンとかゴォッとか音が鳴り響く中、第7学区の瓦礫の山の一つに少女たちがフッと現れた
以下略



121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/07(木) 05:52:00.53 ID:FFxqgSnVP
白井「違いますの。無能力者ではないにしても、初春の能力そのものはお世辞にも高いとは言い難いもの。あの子が優れているのは、純粋なハッキングやクラッキングのスキルですの」

白井「この分野でだけは、恐らく第三位のお姉さま、御坂美琴をも上回ると言えるかもしれませんわ」

絹旗「へぇ。第三位すら上回るってことは、先端研究分野の施設に超アクセスだって出来るかも知れませんねー」
以下略



122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/07(木) 05:52:51.01 ID:FFxqgSnVP

小麦粉の塊は徐々にその大きさを増していく

今の段階で発動させても、ロンドンを10分の1程度吹き飛ばすには十分だったが、彼はそれでは不満だった

以下略



123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/07(木) 05:54:07.96 ID:FFxqgSnVP
テッラは直下にある小麦粉の球の一部を触手のように長く伸ばし、鞭のようにしならせて飛来する騎士団長らしいものの撃墜を狙った

骨が数本そのまま断ち切られたような音が聞こえ、いとも簡単にそれは叩き落とされる

テッラ「ほら、所詮この程度の存在にすぎません。先程のは何かの間違いなのでしょうねー」
以下略



124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/07(木) 05:54:45.01 ID:FFxqgSnVP

「………ぅ…………ぁ?」

突然、彼女の頭の中に急な電気信号が流れた。何度目かの、起床の合図

以下略



125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/07(木) 05:56:27.87 ID:FFxqgSnVP

自分自身を怨むという感情と理由が彼女にはあって然るべきなのだ。その記憶も、彼女本来の脳には記憶されている

ロンドンで暴れた時既に、彼女の頭脳は複数だった。しかし、当時はまだ試運転とも言える段階であり、制御系を収めた脳の制御は甘かった

以下略



126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/07(木) 05:57:19.93 ID:FFxqgSnVP

地面へとテッラを蹴って離れた騎士団長は、投げつけられた自らの剣の破片によってその身を、ロンドンの地面へ叩きつけられる形となった

その勢いは鋭く、周辺の霧を裂くには十分だった

以下略



127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/07(木) 05:58:55.67 ID:FFxqgSnVP
しかし、落下する騎士団長の顔には、テッラの思惑とは逆に、何か余裕の様なものが見て取れる

テッラは腑に落ちない。その理由が分かるのは直ぐだった

彼へ迫った撃墜していない残り二つの氷像の中から、甲冑を着込んだ騎士たちが飛び出し、ハルバートという槍と斧が合わさった得物がテッラの体を叩き、そして突いたのである
以下略



128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/07(木) 05:59:32.71 ID:FFxqgSnVP
彼らの目の前に、二人の騎士が跳躍して現れた

なるほど確かに、その身に纏った、高度な術式が施されているであろう甲冑は拉げている上、所々出血している

しかし、その壮健さは少しも失われているようには見えない
以下略



129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/07(木) 06:00:17.21 ID:FFxqgSnVP
白井の空間移動によって、フレンダや絹旗よりも一足先に外壁沿いの巨大な施設の近くに訪れていた麦野と初春

彼女らの目の前には半径50m・高さ200mはあろうかと言う巨大な円柱建造物が中央に突き出ていて、その円柱の頂点から少し下の回りから、取り囲むように何らかの立ち入りできそうな施設があった

麦野「なるほど、ココ自体が巨大な電源施設ってことか」
以下略



130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/07(木) 06:01:57.64 ID:FFxqgSnVP
麦野「ま、んな状態でかなりの上級セキュリティを外さなきゃならないアンタよりはずっと簡単よ。そこは、この第4位サマに任せなさいってこと」

麦野(言うのは簡単なんだけどねぇ。目の前にこんなので頑張ってるのが居ちゃ、ね。……もちろん、私は言葉だけで終わらせない。終わらせれるかっての)

麦野「あの兵隊共に通じるかはわからないけど、手は考えてる。強引に突破は最終手段かな」
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