過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.9
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241: ◆lI.F30NTlM[sage saga]
2011/04/02(土) 01:05:06.43 ID:i1LYuYF3o
黒く、暗く、重い帳が世界を支配している。
月と星の光だけがそれに抗うが、この絶対的な闇の前ではそれも儚く、弱く、脆い。そんな夜だった。
とある洋館の一室。
この広大な空間は、常ならば華やかな社交の場として、多くの紳士淑女が集い、絢爛な舞踏会が催されていたのだろう。
だが、今は違った。煌びやかな照明も、豪華な食事も、美しいワルツも、何もない。
以下略



242: ◆lI.F30NTlM[sage saga]
2011/04/02(土) 01:05:37.49 ID:i1LYuYF3o
「今宵はワルプルギスの夜。神に叛く魔力的諸力が増大する日でござる。よって魔女の皆様には、この場にて雌雄を決してもらおうという所存」
「はぁ?なんであたし達がそんなことしなくちゃいけないワケ?意味わかんないんですケド」

抗議の声を上げたのは、真紅のドレスを纏う少女だった。
疑問と嫌味をない交ぜにした声を聞いても、男装の少女の飄々とした態度は変わらない。むしろ心地よさげですらある。
以下略



243: ◆lI.F30NTlM[sage saga]
2011/04/02(土) 01:06:04.81 ID:i1LYuYF3o
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「目障りな兎もいなくなったことだし……」

以下略



244: ◆lI.F30NTlM[sage saga]
2011/04/02(土) 01:06:31.05 ID:i1LYuYF3o
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一方、他の二人は……。

以下略



245: ◆lI.F30NTlM[sage saga]
2011/04/02(土) 01:08:39.23 ID:i1LYuYF3o
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「うおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
「はあああああああああああああああああっ!!」
以下略



246: ◆lI.F30NTlM[sage saga]
2011/04/02(土) 01:09:06.47 ID:i1LYuYF3o
「こっ……のおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

桐乃は捨て身覚悟の蹴りを放った。あやせはそれを一刀で受け止め、もう一刀で桐乃を狙う。
だが、桐乃は蹴りを受け止められた反動を利用し、あやせから距離を取った。
15mの間を空けて見つめ合う少女達。
以下略



247: ◆lI.F30NTlM[sage saga]
2011/04/02(土) 01:10:02.35 ID:i1LYuYF3o
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黒い拳と刃が飛び交う。
クロスレンジから右拳を突き出し、左足を蹴り上げる。
以下略



248: ◆lI.F30NTlM[sage saga]
2011/04/02(土) 01:10:30.79 ID:i1LYuYF3o
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あやせに止めを刺すべく、桐乃は必殺の蹴りを放つ。
それを瀕死の状態で見つめていたあやせ。だが、そこに強烈な殺気を感じた。
以下略



249: ◆lI.F30NTlM[sage saga]
2011/04/02(土) 01:11:11.49 ID:i1LYuYF3o
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黒猫は桐乃の傍に降り立った。桐乃は、それを気にすることなく泣き続けている。
そこから20m離れた先に、麻奈実も降り立った。
以下略



250: ◆lI.F30NTlM[sage saga]
2011/04/02(土) 01:11:38.73 ID:i1LYuYF3o
「実に、実に不本意なのだけれど……私と手を組まない?二人掛かりなら、あの悪魔を殺し尽くすことができるわ」

そこでやっと、黒猫は桐乃の頭から足をどかした。
鼻を赤くしながら、桐乃は黒猫を見上げる。

以下略



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