過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2011/04/09(土) 22:21:27.64 ID:VvKr18PPo
『……ここ、は?』

 光の届かない意識の底で、一方通行はおぼろげに目を覚ました。
 自分が立っているのか、座っているのか、それとも寝ているのかもわからない。
 とにかく何か行動をしなければ、と動き出そうとしたとき、目の前にぼんやりと明かりが灯った。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2011/04/09(土) 22:24:51.16 ID:VvKr18PPo
 恋人か?
 家族か?
 友人か?
 それとも赤の他人なのか?

以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2011/04/09(土) 22:27:17.51 ID:VvKr18PPo
『シエル達……レジスタンスの事、助けてほしいのってミサカはミサカはお願いしてみる』

『アイツらの事を?』

『うん。それがきっと、皆を助ける事につながるからってミサカはミサカはさらに核心に踏み込んでみる』
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2011/04/09(土) 22:32:28.39 ID:VvKr18PPo
「セルヴォ、一方通行は……」

「ふむ、特に体に異常はなさそうだ。
 おそらく目覚めてすぐに例の『能力』を使って、体がびっくりしてしまったんだろう。
 じきに目覚めるはずだよ」
以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2011/04/09(土) 22:37:09.31 ID:VvKr18PPo
セルヴォ「おっと、まだ動いてはいけない。すぐにプラグを外そう」

 すぐさま立ち上がろうとする一方通行を見て、初老の男が慌てて制止する。
 男がコンピュータを操作すると、無数のコードたちが意思をもったように動き、ゆっくりと一方通行の体から外れていった。

以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2011/04/09(土) 22:43:53.88 ID:VvKr18PPo
 どうやらここはシエルの私室と言うよりも研究室らしい。
 部屋の奥には大きなコンピュータ、そこから端を発して種々の機器やら資料やらが無造作に積み重ねられていて、
とても整理されているとは言い難い。
 彼女の私物らしいものと言えば、一方通行が寝かされていたベッドに、ぽつねんとかけられた女性物の洋服くらいのものか。
 一方通行とシエルは部屋の中心に置かれた無機質な机に向かいあった。
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2011/04/09(土) 22:47:47.32 ID:VvKr18PPo
 シエルの語った内容はこうだ。
 
   百年前、ある科学者が『サイバーエルフ』と呼ばれる電子生命体を生み出した。
   サイバーエルフは機械の肉体に組み込まれることで、極限まで人間に近いロボット『レプリロイド』になることができる。
   レプリロイドは人間のために働き、人間とともに歩む最高のパートナーとなるはずだった。
以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2011/04/09(土) 22:53:06.51 ID:VvKr18PPo
   その後、生き残った人々は学園都市跡地に『ネオ・アルカディア』と呼ばれる理想郷を築き、失った平和を取り戻したかに見えた。
   しかし文明の復興には人間の力だけでは足りず、必然的にレプリロイド達の力に頼らざるを得なかった。
   
   そう、イレギュラーの脅威はまだ去っていなかったのである。

以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2011/04/09(土) 22:57:31.22 ID:VvKr18PPo
一方通行「へェ……」

 それまで斜め上を見上げていた一方通行は、なるほどと言う代わりにシエルと目線を合わせた。

一方通行「オマエ、面白ェな。
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2011/04/09(土) 23:03:58.98 ID:VvKr18PPo
シエル「えっ……?」

一方通行「たとえテロリストと罵られようが、2、3日豚のエサみてェな飯にしかありつけなかろうが、
      オマエにはやらなきゃなンねェことがあンだろォが。
      それを俺みてェなよく知りもしねェ野郎に簡単にくじかれやがってよォ……
以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2011/04/09(土) 23:10:38.79 ID:VvKr18PPo
【MISSION.1:廃棄レプリロイドを救出せよ】

 シュンッという音とともに光が空気を切り裂くと、
一方通行の視界には先ほどまでいた司令室ではなく、広大な瓦礫の山が現れた。
 どうやら転送は無事に完了してようだ。
以下略



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