過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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◆ySV3bQLdI.
[saga sage]
2011/04/22(金) 01:13:16.17 ID:Nr8ofJqko
歩くうちに、いつの間にか三人は公園を横切る十字路に差し掛かっている。
通勤通学の時間帯だが、交差する道から歩いて来ている人間は一人だけ。
まどかの視線は、その人物に向けられていた。
真っ白な、脛の辺りまで丈のあるロングコートを翻し歩く男性。開いたコートの内側は上下共に黒。
以下略
25
:
◆ySV3bQLdI.
[saga sage]
2011/04/22(金) 01:15:27.22 ID:Nr8ofJqko
まどかは、その後も暫く彼を眺めており、釣られてさやかも見てしまう。
このままでは埒が明かないので、
「ああいう人が、まどかのタイプなんだ」
以下略
26
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◆ySV3bQLdI.
[saga sage]
2011/04/22(金) 01:17:12.78 ID:Nr8ofJqko
――運命ってのは確かにあると思う。
もし、まどかが遅刻していなければ、彼とすれ違うこともなかった。
こんな……本当に小さなきっかけで、僅かな変化で未来は大きく変わる。
もし、彼に出会っていなければ、あたしの人生はまったく違うものになっていた。
以下略
27
:
◆ySV3bQLdI.
[saga sage]
2011/04/22(金) 01:19:02.06 ID:Nr8ofJqko
季節外れのロングコートを着込んだ男は、朝の街を歩いていた。
初めて訪れる街に戸惑う様子もなく、その歩みは堂々たるもの。
朝露に濡れる公園を抜け、女子中学生の三人組とすれ違った直後。
夜明けから数時間、これまで一度も休まず動き続けた健脚が初めて止まった。
以下略
28
:
◆ySV3bQLdI.
[saga sage]
2011/04/22(金) 01:20:53.05 ID:Nr8ofJqko
『わからん。俺様も初めての感覚だ。だが、おそらくは……魔法少女……とやらじゃないのか?』
「魔法少女、か……」
以下略
29
:
◆ySV3bQLdI.
[saga sage]
2011/04/22(金) 01:22:55.59 ID:Nr8ofJqko
魔獣、ホラー。
魔女よりも凶暴で醜悪な、魔界より来たる獣。人の肉も魂までも喰らう悪食。
人の天敵。
以下略
30
:
◆ySV3bQLdI.
[saga sage]
2011/04/22(金) 01:26:44.49 ID:Nr8ofJqko
最初から答えのわかり切った質問だった。こう答えることもザルバなら百も承知だろう。
これは確認ではなく彼なりの鼓舞であり、彼の好きな軽口だった。
『しかし残念だったな、鋼牙。ようやく指令を終えて帰れるところだったってのに。
以下略
31
:
◆ySV3bQLdI.
[saga sage]
2011/04/22(金) 01:28:29.53 ID:Nr8ofJqko
己が無敵だなどと豪語するつもりは毛頭ない。だが自負はある。誰にも負けないという自負が。
それだけの修業を積み、修羅場を潜ってきた。驕りと誇りは別物だ。
打ちのめされる度に二度と揺るがぬよう成長した心。
以下略
32
:
◆ySV3bQLdI.
[sage]
2011/04/22(金) 01:37:57.31 ID:Nr8ofJqko
もうちょい書き溜めはあるけど未調整なので一旦ここまで。中途半端ですが、なんとか最終回放送日に間に合わせたかったので・・・
主題歌、牙狼〜SAVIOR IN THE DARK〜の2番を聞いていたら、何となくさやかを連想したので書いてみました
ということで、さやかメインかもです。成長する分、物語的には鋼牙より主人公っぽい
以下略
33
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2011/04/22(金) 01:41:06.21 ID:9v6MIA+z0
乙!
あんたのことずっと待ってたんだから!
34
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
2011/04/22(金) 01:47:52.11 ID:fk7C7RHE0
乙!
9話の轟天初登場回は特撮界でもトップクラスに燃える
異論は認めない!
次回も激しく期待しております!!
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