296:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/14(日) 21:38:35.06 ID:Kids5Lg0o
なんとか投下までに田舎から帰ってきた
>私はライジング派です
そのライジングはクウガなのかイクサなのか
どっちもカッコイイけど
297:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:39:29.03 ID:Kids5Lg0o
―同日 AM7:00―
「わかった。俺もそっちに向かう」
太牙が電話を切る。
298:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:40:01.76 ID:Kids5Lg0o
―十数分後―
「よし着いたぞ」
バイクを止める太牙。
299:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:40:39.86 ID:Kids5Lg0o
―紅家―
「まずは自己紹介といくよ。僕は紅渡。よろしくね」
「上条恭介です」
300:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:41:08.04 ID:Kids5Lg0o
「あれが父さんの作ったバイオリンだよ」
そう言って棚の方を指す渡。
たしかに、バイオリンが飾ってあった。
301:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:42:11.27 ID:Kids5Lg0o
「紅音也って言うんだ」
渡が答えた。
「やっぱり、この人が紅音也さんだったんですね」
302:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:42:48.96 ID:Kids5Lg0o
「へえ…」
渡はかなり世間のことに疎い。
かつてひきこもりであったこともあり、父親の音也がそんなふうに取り上げられていたのは初めて知った。
303:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:43:16.62 ID:Kids5Lg0o
「なんかすいません…初対面なのにこんなことを聞いてしまって…」
「気にしてないよ、全然。それどころか君が父さんのことを知っていたのに驚きだよ」
渡の顔を見ると、先ほどと変わっていない。
304:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:43:42.33 ID:Kids5Lg0o
「お願いします」
承諾した。
「じゃあ、これを出さないとね」
305:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:44:11.36 ID:Kids5Lg0o
「僕、渡さんの演奏を聞いて思ったことがあります」
恭介がポツリと漏らした。
「今まで、周りから天才と呼ばれ続けていました。表面上ではその呼び方は好きじゃなかったけど、
306:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:45:02.01 ID:Kids5Lg0o
「でも、その子は動かなかった僕のことも考えずに、よくバイオリンの演奏を聞かされました。
僕はその度に、やっぱり僕はその程度なんだって…ずっと思ってました」
ろくに弾くこともできない自分の好きだったバイオリンを聴かされる。
644Res/514.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。