31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/16(火) 00:13:29.35 ID:xA3bNg18o
絶えず響く、負傷兵の呻吟、煩悶、怒号、罵声。
また、気の触れた脳症患者はうわごとを繰り返し、ケガの痛みも忘れてあちこち暴れ回ります。
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/16(火) 00:16:51.56 ID:xA3bNg18o
その少し後ろに、憂と純ちゃんの姿がありました。
「梓ちゃん!どいてっっ!」
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/16(火) 00:19:51.03 ID:xA3bNg18o
夜になっても病院壕の中では、負傷兵のうめき声と悪臭が耐えませんが、砲爆撃が途絶えるひとときがあります。
しかし、そうすると別の音が聞こえてくるのでした。
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/16(火) 00:21:46.88 ID:xA3bNg18o
―――そして五月
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/16(火) 00:24:30.78 ID:xA3bNg18o
もうだいぶ前に、三角兵舎の手術室は砲爆撃で破壊され、壕の通路で手術をしています。
今回の照明係はりっちゃんです。
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/16(火) 00:26:40.07 ID:xA3bNg18o
『我慢せい貴様ッッ!!それでも帝国軍人か!!動くんじゃない!!おい、鉗子よこせ!』
「はい!鉗子っ!」
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/16(火) 00:32:49.73 ID:xA3bNg18o
―――「……いっち、にーの、さん!」
明け方、澪ちゃんと一緒に艦砲の弾痕に死体を毛布にくるんで捨てに行きました。
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/16(火) 00:34:34.16 ID:xA3bNg18o
―――五月中旬までの間、日本軍司令部のある首里北方の戦線では激しい攻防が繰り広げられた。
場所によっては米軍も一日に100m前進するのがやっとという戦況であったが、
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/16(火) 00:41:11.94 ID:xA3bNg18o
「純ちゃん!?」
私が本部壕に駆けつけると、一緒に飯上げに行っていた憂とあずにゃんが振り返りました。
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/08/16(火) 00:52:49.43 ID:xA3bNg18o
本日ここ迄。明日で終わるか、外出時間が痛い。
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県)[sage]
2011/08/16(火) 00:55:38.04 ID:PGrgzorBo
乙
137Res/131.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。