過去ログ - 唯「ひめゆり」
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69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/17(水) 19:48:00.31 ID:c+5+k8k3o

その日の昼過ぎ。


……急に炸裂音がして、目の前に火花が散ったかと思うと、私たちは地面になぎ倒されていました。
以下略



70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/17(水) 19:53:21.95 ID:c+5+k8k3o

――――澪と唯が、私のことを、覆いかぶさるように見下ろしている。


 「律ぅ……」
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71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/17(水) 19:56:52.20 ID:c+5+k8k3o

 (………)


サトウキビをかじると、かすかに甘い汁が喉に落ちていった。
以下略



72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/17(水) 19:58:37.03 ID:c+5+k8k3o

――――私たちは、泉を探し出して水をくむと、急いでりっちゃんのいた茂み近くに戻りました。

しかし、すでにサトウキビの茂みは、米軍の火炎放射で焼き尽くされていたのです。

以下略



73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/17(水) 20:02:27.50 ID:c+5+k8k3o

―――六月二十一日


敵の正面から山城の丘を越えるのは難しいと考えた私たちは、南端の荒崎海岸に向かいました。
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74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/17(水) 20:06:56.60 ID:c+5+k8k3o

そして、私たちは海岸沿いに移動を始めたのです。


海岸には、腐ってドラム缶みたいにふくれあがった死体が散乱していました。
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75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/17(水) 20:10:25.45 ID:c+5+k8k3o




突然。
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76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/17(水) 20:18:33.54 ID:c+5+k8k3o


漆黒の海中で、ふと脳裏に、総天然色の夢幻が湧き出た。


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77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/17(水) 20:21:10.61 ID:c+5+k8k3o


 「澪ちゃ……ゴホッ!……澪ちゃぁぁぁん!」

 「……ゲホッ!澪先輩っ!」
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78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/17(水) 20:24:23.65 ID:c+5+k8k3o

―――六月二十二日、深夜


その日も、砲火に追われ、敵兵の目から隠れながら、海岸をあてどもなく逃げ回った。
以下略



79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/17(水) 20:26:15.74 ID:c+5+k8k3o

山城の丘にさしかかろうとする辺りで、兵隊たち十数名の集団が、斬り込みをかけると息巻いている。

私には、ためらいはなかった。

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