7: ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/08/17(水) 16:11:18.47 ID:5Lu3WJlC0
だからどうしたと言うのだろう。
8:Until reaching the starting line ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/08/17(水) 16:13:55.12 ID:5Lu3WJlC0
――ガチャリ、と部屋のドアが開いた。
9:Until reaching the starting line ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/08/17(水) 16:14:46.03 ID:5Lu3WJlC0
10:Until reaching the starting line ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/08/17(水) 16:16:14.46 ID:5Lu3WJlC0
「帰りたくねェンだよ」
11:Until reaching the starting line ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/08/17(水) 16:18:12.16 ID:5Lu3WJlC0
ただ、一方通行の信用を勝ち取る程度には平静を装えていたらしい。
12:Until reaching the starting line ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/08/17(水) 16:20:43.36 ID:5Lu3WJlC0
「笑いたきゃ笑いやがれ……ガラじゃねェだなンてのはとっく自覚してンだ」
「ああ、ごめんなさい。別にバカにしてるつもりはないのよ? ただ少しだけおかしかっただけ」
13:Until reaching the starting line ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/08/17(水) 16:21:40.68 ID:5Lu3WJlC0
少し伸びをして天井を見上げると、少しだけ気が楽になった。
14:Until reaching the starting line ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/08/17(水) 16:24:09.19 ID:5Lu3WJlC0
室内に少年のすする缶コーヒーの音だけが響く。
天井を見上げる赤毛の少女はどこか満足気で。
15:Until reaching the starting line ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/08/17(水) 16:28:29.08 ID:5Lu3WJlC0
「か、勘弁してよ…………笑いすぎて、お腹が痛い、じゃない」
苦しそうにお腹を押さえて蹲る。まだ小刻みに肩が震えていた。
16:Until reaching the starting line ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/08/17(水) 16:29:57.06 ID:5Lu3WJlC0
少女の問いに少年は答えない。
天井を見上げたまま、後悔をするように、懺悔をするように目を閉じている。
17:Until reaching the starting line ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/08/17(水) 16:33:44.14 ID:5Lu3WJlC0
いくらここに至るまでの原因を思い出したところで、私が今置かれた状況が変わるはずもなく、
「がっつくのはみっともないわよ? 自分から童貞ですって自己紹介してるみたい」
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