542:1[saga]
2012/03/04(日) 15:47:10.66 ID:7s5pwasZ0
「……何がまどかをそうさせているのかしら」
「さあねぇ……まどかに直接聞いてみても、『健康のため』とか『単なる趣味』とかって答えしか返ってこないんだよ」
543:1[saga]
2012/03/04(日) 15:48:09.96 ID:7s5pwasZ0
*
翌日。
544:1[saga]
2012/03/04(日) 15:49:13.48 ID:7s5pwasZ0
「……ねえまどか。何故そんなに辛い思いをしてまで歩き回るの?」
まどかは顔を上げ、大きく見開かれた目をほむらに向けた。
秘密にしていたのに何故それを知っているのかとまどかが問うより先に、ほむらが口を開く。
545:1[saga]
2012/03/04(日) 15:50:09.36 ID:7s5pwasZ0
「あのね、夢の話、なんだけどね。
その夢の中でわたし、友達との約束、破っちゃったの。
その友達は、約束を守る為に、必死になってがんばってくれてたのに……。
それでその友達は、さよなら、って言って、怒ってどこかに行っちゃうの。
546:1[saga]
2012/03/04(日) 15:51:12.48 ID:7s5pwasZ0
まどかは首を横に振る。
「ん〜ん。その子とは、夢の中で会っただけなの」
547:1[saga]
2012/03/04(日) 15:52:10.36 ID:7s5pwasZ0
今にも泣き出しそうなまどかを、ほむらは優しく抱きしめる。
まどかは突然の抱擁に驚いた。
「……ふぇ?」
548:1[saga]
2012/03/04(日) 15:53:10.01 ID:7s5pwasZ0
二人の唇があと数センチのところまで近づいた時だった。
「お待たせ〜。このさやかちゃんが売店の弁当争奪戦を勝ち抜いて今帰って、来た、ぞ……」
549:1[saga]
2012/03/04(日) 15:54:15.22 ID:7s5pwasZ0
*
「まったく、食べ物で遊ぶからこうなるのよ」
550:1[saga]
2012/03/04(日) 15:55:11.51 ID:7s5pwasZ0
「……それでぇ?
空気を読めるほむらさんは、まどかに一体何をしようとしていたのかなぁ?
ほぉら、お姉さんに経緯を頭から話してごらん?」
551:1[saga]
2012/03/04(日) 15:56:10.25 ID:7s5pwasZ0
「ふうん……夢、ねぇ……。
こりゃあ、確かに他人には言えないよねぇ」
普通にこんな話されたら笑っちゃってたかもね、とさやかが言う。
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