274:一年中が田上の季節[saga]
2012/02/16(木) 06:49:58.61 ID:rgrfq0Mm0
和とて、澪と戦い唯の仇を討ちたいと言う思いは当然、抑え切れない程強いものがある。だが所詮、自身は彼女の幼馴染と言う『他人』の域を出ない。肉親のそして『最愛の姉』を失った妹に比べれば如何なるものだと思う。
275:一年中が田上の季節[saga]
2012/02/16(木) 06:51:26.52 ID:rgrfq0Mm0
数日後。
276:一年中が田上の季節[saga]
2012/02/16(木) 06:52:25.29 ID:rgrfq0Mm0
紬「あら、和ちゃんじゃなくて憂ちゃんなの?」
277:一年中が田上の季節[saga]
2012/02/16(木) 06:54:33.12 ID:rgrfq0Mm0
紬「ふふ。結構、物騒な言葉を使うのね。でも私は梓ちゃんを、澪ちゃんは唯ちゃんを消しちゃったけれど、私達だって律っちゃんを唯ちゃんに消されちゃったのだものお互い様よ」
278:一年中が田上の季節[saga]
2012/02/16(木) 06:56:06.46 ID:rgrfq0Mm0
憂「ええ。梓ちゃんが命を賭してまで私達に伝えてくれた最後の情報(ことば)を忘れたり、聞き逃す事なんて絶対に有りませんよ。それを踏まえて言っているんです」
279:一年中が田上の季節[saga]
2012/02/16(木) 06:57:25.65 ID:rgrfq0Mm0
280:一年中が田上の季節[saga]
2012/02/16(木) 06:58:13.31 ID:rgrfq0Mm0
和「でもね。私はそんな憂にとても感謝しているの。私だって憂に負けない位、唯の事を想っていたから。それこそ双子の妹と言っても良い位にね……それが『どれ程』のものか、澪。貴女はもうすぐその身を以って思い知る事になるわ……」
281:一年中が田上の季節[saga]
2012/02/16(木) 06:59:07.41 ID:rgrfq0Mm0
澪は煮え滾る様な憎悪が籠った口調と形相で、吐き捨てる様に宣言する。
282:一年中が田上の季節[saga]
2012/02/16(木) 07:00:05.68 ID:rgrfq0Mm0
澪「何を言っているんだ和?」
283:一年中が田上の季節[saga]
2012/02/16(木) 07:01:23.78 ID:rgrfq0Mm0
澪「……そうか。そう言う事か……それは<破滅の杖>……≪レ―ヴァテイン≫か……成程。『それ』なら確かに神でも悪魔でも無いな」
この時の澪の表情は今までに無く緊張したものになる。
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