過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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832:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/03/01(木) 02:11:59.83 ID:nPimD933o

「ちょっ、待ってよ、こんな、ここまで来たのに……!」

 あわてて手のひらにソウルジェムを取り出して思考を持ち直そうと努めるが、穢れは止まらない。
 真っ青の宝石は見る見る内に染み出てきた穢れに埋め尽くされていく。
以下略



833:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/03/01(木) 02:12:51.40 ID:nPimD933o

 増える直前、すぐそばで爆発が巻き起こった。

 それは彼女の周囲を炎で取り囲み、瞬く間に酸素を燃焼させてさやかを酸欠状態に追い込む。

以下略



834:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/03/01(木) 02:13:17.22 ID:nPimD933o

「……やっぱ限界だよアンタ、大人しく結界から脱出する方法を考えよーぜ」

 魂を貪るような怨嗟の声の中に、自分を心配してなお叱責する声が聞こえる。
 その事実に心のどこかで安堵しながら、ステイルは膝に力を込めた。
以下略



835:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/03/01(木) 02:13:54.66 ID:nPimD933o

「……僕が殺めた人間の数は、両手の指じゃ足らないほどでね」

「その中には、何の罪も無い少女たちだって含まれている」

以下略



836:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/03/01(木) 02:14:53.40 ID:nPimD933o

 つぎはぎの魔女のすぐ背後に、炎の巨人が生まれた。

 それは雄叫びを上げながら燃える十字架を高々と振り上げる。

以下略



837:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/03/01(木) 02:15:55.01 ID:nPimD933o



「君達が、己の不幸を嘆いて全てを呪うと言うのなら」

以下略



838:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/03/01(木) 02:16:51.72 ID:nPimD933o

 ――意識の覚醒を確認。個体の状態の点検を開始。チェック。全て正常。

 ――結界の外にいる個体とのネットワークの繋がり具合を調整。完了。異常無し。

以下略



839:× ややって、静かに首を盾に振る。 ○ ややって、静かに首を縦に振る。[saga]
2012/03/01(木) 02:18:05.13 ID:nPimD933o

「本当に見たのかい? あれは君達人間の時間換算で言えば、それこそ三〇〇〇年は――」

「見たよ。私、確かにこの目で見た。この肌で感じたよ」

以下略



840:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/03/01(木) 02:18:44.23 ID:nPimD933o

 どこまで行っても白と黒で染まった世界。
 白い柱に黒い柱。白いオブジェに黒いオブジェ。

 白と黒で構成された花のような花びら。
以下略



841:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/03/01(木) 02:20:14.58 ID:nPimD933o

 ――外に広がる世界は、煙に覆われたかのような灰色の世界だった。

 そんな世界の中心に、まどかは四つの影を見つけた。

以下略



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