過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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78: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:51:09.38 ID:cc4KrkVu0

そうして、雨の中で握手を交わした。

さやかは、昔のあたし自身だった。
正義の魔法少女なんてものを気取って、それを誇っている。
以下略



79: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:51:59.59 ID:cc4KrkVu0



「…………」

以下略



80: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:52:51.86 ID:cc4KrkVu0

マミの目に映る杏子の背は、妙に小さく見えた。
けれど、それでも一切を拒絶しようとしていて。

「……ゆまちゃんの額に、火傷の痕があったわ」
以下略



81: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:53:52.29 ID:cc4KrkVu0

「まさか、『仕方ねーな、どうにかしてやるよ』なんて言うとでも思ってたのか?」

嘲るような声で杏子は返答する。
けれど、マミには自分が嘲られているように思えなくて。
以下略



82: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:55:04.93 ID:cc4KrkVu0


沈黙の後、マミはリビングから出て行った。
結局、自分は何をしているんだろう。
これではあの夢の、あの時と同じじゃないか。
以下略



83: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:57:00.88 ID:cc4KrkVu0
今日はここまで

切なさも悲しみも時間が連れて行く、なんてフレーズを聞いてたらふと思うことがある
もしその時間を留め続ければ、切なさや悲しみは積み重なって、決して減ることはないんだろうな、と
まあ、過去や目先の現在にとらわれると心が病んでいくってことだね
以下略



84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage]
2011/10/22(土) 22:21:32.49 ID:KuLuzPzAO
乙乙
なんだか深い話ね


85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/22(土) 23:28:50.41 ID:4vnVpKuVo
乙!
いろいろ考えさせられるな


86: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/24(月) 22:34:04.95 ID:UqSheG0c0

「―――――ん、」

目が覚める。
今は何時だろうか、と辺りを見回して、気付く。
以下略



87: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/24(月) 22:34:58.46 ID:UqSheG0c0

「……あ?」

思わず、右腕に目を落とす。

以下略



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