122:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage]
2011/12/11(日) 14:21:21.29 ID:exfXa2mSO
来年が待ち遠しい
123:1[sage]
2011/12/24(土) 23:26:04.41 ID:MsIdTHw00
お久しぶりでございます。
年内最後であろう投下を開始したいと思います。
124:1
2011/12/24(土) 23:26:45.51 ID:MsIdTHw00
ざわ、と全身が総毛立つ様な感覚が黒子を襲う。
それを振り切る様に黒子は空間移動を行い、一瞬にしてトレインの視界から消えた。
そして次の瞬間、彼女の身体はトレインの背後にあり、彼女の視界にはその無防備な背中が映る。
125:1
2011/12/24(土) 23:28:03.35 ID:MsIdTHw00
トレインは明らかに、彼女が空間移動をした後にアクションを起こしていた。
つまり、移動先を先読みしているわけではない。
そうなると、問題は常人では考えられない驚異的な反応速度と言う事になる。
126:1
2011/12/24(土) 23:28:29.21 ID:MsIdTHw00
「そんな離れて攻撃できんのかい?」
トレイン=ハートネットは迷う事無く振り返り、その金色の瞳が黒子を射抜く。
推測が外れたショックと、その視線が孕む威圧感に、思わず黒子は後ずさった。
127:1
2011/12/24(土) 23:28:58.24 ID:MsIdTHw00
「返すぜ」
そんな黒子の心中を知ってか知らずか、相変わらず気楽な様子でトレインは右手の携帯電話を黒子へ向けて放り投げる。
黒子は険しい表情でそれを受け取りながら、一つの決意を固めた。
128:1
2011/12/24(土) 23:29:38.38 ID:MsIdTHw00
「少し、わたくしの能力についてご説明いたしますの」
それを確認して、黒子はゆっくりと話し始める。
「お察しの通り、わたくしの能力は空間移動。一瞬で離れた場所へ移動する事が可能ですのよ。それはわたくし自身だけでなく、わたくしが触れていた物も同様に」
129:1
2011/12/24(土) 23:30:10.57 ID:MsIdTHw00
「……ふーむ」
無論、これが本意ではないという言葉に嘘は無い。
彼女自身、この様な使い方をするのは相手が高位能力者である時のみだし、それでさえ今と同様、戦意を削ぎ落す為に肩や足といった命に関わらない部位にしか打ち込む事は無い。
130:1
2011/12/24(土) 23:31:07.93 ID:MsIdTHw00
「だが悪りーな。そいつは出来ねー相談だ」
「っ!」
だが、続けられたトレインの言葉は投降では無く、あくまで敵対の言葉。
131:1
2011/12/24(土) 23:31:53.23 ID:MsIdTHw00
タイミングを読まれている。
ギリギリのタイミングで方向をずらし、鉄矢を回避するトレインを見て、黒子はすぐにそれを察した。
同時に、抱いていた疑念が再び鎌首をもたげる。
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