過去ログ - トレイン「超電磁砲?」
1- 20
137:1
2011/12/24(土) 23:40:15.20 ID:MsIdTHw00
「……随分と余裕ですわね」

身体中に纏わりつく葉を叩き落としながら、黒子は低い声で言った。

それに対し、トレインが笑う。
以下略



138:1
2011/12/24(土) 23:40:44.90 ID:MsIdTHw00
「当たりかい?」

その一言で、黒子は戦慄した。

やはり読心能力者なのだろうか。
以下略



139:1
2011/12/24(土) 23:41:18.28 ID:MsIdTHw00
「……あなたこそ、わたくしの能力を低く見過ぎですの」

言って、黒子の身体が消える。

トレインが身構えるが、黒子は姿を見せない。
以下略



140:1
2011/12/24(土) 23:41:49.95 ID:MsIdTHw00
トレインの姿を視認できるギリギリの位置を保ちながら、黒子はそれを追い掛ける。

目に付いた物を転移させて、攻撃の手も緩めない。

電柱、街灯、ベンチ、ゴミ箱。
以下略



141:1
2011/12/24(土) 23:42:33.34 ID:MsIdTHw00
「……ふぅ」

美琴は当初の目的であった清涼飲料水を飲み干し、息を吐いた。

空になったアルミ缶をゴミ箱に放り込みながら、何とは無しにトレインの去って行った方向に視線を向ける。
以下略



142:1
2011/12/24(土) 23:43:07.93 ID:MsIdTHw00
耳鳴りがし、黒子はバランスを崩して尻餅をついた。

状況に頭が追い付かない。

分かるのは未だ止まぬ耳鳴りと、頬に走る熱。
以下略



143:1
2011/12/24(土) 23:43:45.49 ID:MsIdTHw00
「おめーが飛ばしてくるモンは大体予想が付いたからな。適当なのにコレ付けといた」

言いながらトレインが左手に持った物を示す。

僅かな揺れで敏感に音を奏でるそれは、トレインが首に巻いていた鈴付きのチョーカー。
以下略



144:1
2011/12/24(土) 23:44:23.56 ID:MsIdTHw00
「言っとくが瞬間移動しようとしても無駄だぜ。俺が引き金を引く方が速ぇからな」

行動を見抜かれ、黒子の表情が険しくなる。

先程彼女が感じた衝撃は、恐らく銃撃による物。
以下略



145:1
2011/12/24(土) 23:45:45.25 ID:MsIdTHw00
パチパチと、美琴の指先で電気が爆ぜる。

そして、渇いた金属音と共に、弾き飛ばされたトレインの装飾銃が地に落ち、擦れ音を響かせ転がった。

その様子を、美琴は茫然とした表情で眺める。
以下略



146:1
2011/12/24(土) 23:46:31.26 ID:MsIdTHw00
それを打ち破ったのは、トレインだった。

彼が飛び退き、落ちた銃を左手で拾おうとしてようやく、美琴と黒子も我に返り、状況の整理が出来ない中で反射的に一歩を踏み出す。

それを牽制する様に、トレインは素早く銃を構え、引き金を引いた。
以下略



167Res/100.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice