過去ログ - 淫魔「んふふ」 修道女「闇の気配がする……」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(沖縄県)
2011/11/06(日) 11:47:48.88 ID:MJKDne9Zo
修道女「絡み捕らえよ! カスミアミ!」

体育館中の壁が一斉に白く輝き、無数の細い糸が、蜘蛛の巣のように一瞬で張り巡らされ、淫魔の翼を、手足を絡め取っていた。

淫魔「!」
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(沖縄県)
2011/11/06(日) 11:50:09.19 ID:MJKDne9Zo
淫魔が全裸になるのを待って、修道女は近づいた。

修道女「隠し武器のたぐいは持ち合わせていないようね。並の相手なら、おまえの力にかなう者は居ないでしょうから、当然と言えば当然ね。相手が悪かったと思ってあきらめなさい」

全裸となった淫魔の下の床に、ぽたぽたとしずくがこぼれた。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(沖縄県)
2011/11/06(日) 11:53:40.07 ID:MJKDne9Zo
淫魔「それ、聖水……だよね」
修道女「そうよ」

聖水のまぶされた短剣が、淫魔の秘裂に添えられると、淫魔の顔色が変わった。

以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[sage]
2011/11/06(日) 12:00:37.42 ID:OyaYlaI4o
続きが読めてうれしい


35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(沖縄県)
2011/11/06(日) 12:01:54.56 ID:MJKDne9Zo
淫魔「痛い、痛いの! お願い、やめ、やめてえええええ!」

短剣はへそを通り過ぎ、胸骨もさしたる抵抗とすることなく、淫魔の絶叫と謝罪と懇願を全く意に介さずに、のど元まで昇って引き抜かれた。
吐き出した血がくちびるから垂れ、淫魔の頬を涙がつたう。

以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(沖縄県)
2011/11/06(日) 12:02:52.73 ID:MJKDne9Zo
淫魔「あ……あ……」
修道女「女性型の悪魔は、肉体がひどく損なわれてたとえ肉体的に死んでも、胴体が無事なら生まれ変わる。自分の子宮に、自分自身を孕んでね」

卵巣のついたままの子宮を、目の前にかざされて、淫魔の顔から、ついに表情がなくなった。

以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(沖縄県)
2011/11/06(日) 12:07:18.79 ID:MJKDne9Zo
生徒会室
淫魔の出て行ったあと、たびたび聞こえた轟音も収まり、男はとりあえずの落ち着きを取り戻していた。
淫魔はまだ戻ってこない、幼馴染は眠ったまま。
もし、この部屋に修道女がやって来たら、なにがあっても幼馴染を守る。
淫魔から受け取った真っ黒な長剣を、慣れないながらも構え、入り口の戸に向かって男は微動だにしなかった。
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(沖縄県)
2011/11/06(日) 12:14:30.47 ID:MJKDne9Zo
体育館

淫魔の頭と胴体は溶けて赤い水となり、その赤い水も床で泡だって完全に気化して浄化された。
無数の白い糸に絡まった、主を失った両手両足、それに二本の翼はそのままで、淫魔の胴体がかつて存在した空間を、暗に示していた。

以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[sage]
2011/11/06(日) 12:20:00.28 ID:wV8B8ydDO
このスレで気になって前スレ見てみたが、幼馴染みがレイプされたとこでついに心が折れた


40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(沖縄県)
2011/11/06(日) 12:23:58.42 ID:MJKDne9Zo
廊下

幼馴染みを抱いて生徒会室から出てきた男は、最初下駄箱のある昇降口に向かおうとしたが、歩く距離や靴を履き替える時間が惜しく、体育館やプールなどとは一番離れた、教職員用の玄関へと向かった。
それは期せずして、淫魔の惨殺された体育館から離れる最良の選択となった。
沈みかけた血のように赤い夕日の中、力の抜けた幼馴染の身体を抱き上げ、男は教職員用の玄関へと急ぐ。
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(沖縄県)
2011/11/06(日) 12:29:42.51 ID:MJKDne9Zo
修道女「ふむ……それなら、こう考えてはいかがでしょう。悪魔の術はすべてまやかしなのです。まやかしの幸せ、まやかしの栄華、まやかしの記憶、まやかしの人生。そんなものに、いったい何の価値があるでしょう? わたしはその悲しみを振り払うお手伝いをしているのです」

男「……そりゃあ、たしかに同じものの偽物と本物なら、偽物よりは本物の方がいいだろうさ」

修道女「それなら……」
以下略



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