過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」三機目
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443:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 03:36:42.43 ID:J3/JFd5AO
グラハム「カタギリ、何があった」

グラハム「いや……お前とマリーダに、誰が何を言った?」

ビリー「ッ…………!」
以下略



444:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 03:41:51.46 ID:J3/JFd5AO
リヴァイヴ「最新鋭の技術の粋を集めた、いわば地球圏最強のMSがこのアドヴァンスドGN―X」

リヴァイヴ「それがたとえライセンサーと言えども、所有するに相応しくないと判断された場合、機体の受領を保留にする権限が我々には与えられております」

グラハム「ほう……」
以下略



445:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 04:06:53.36 ID:J3/JFd5AO
 唇を噛み締め、拳をきつく握るカタギリの様子を見て、もう何も言うことは出来なかった。
 ただ一つ、生きて任務を終わらせることだけが真相を知る術なのだろう。
 相手はガンダム。それも相当の手練れが駆る、暴力の化身。
 倒さねばならぬ、という使命感と共に、また戦える、という高揚感が沸々と湧き上がってくるのが分かる。
 盟友達に延びた魔の手の真相が掴めぬ不快感、それ故に生まれるわだかまりから離れるように、兵士としての自分に浸っていく。
以下略



446:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 04:10:00.12 ID:J3/JFd5AO


 通り過ぎる兵士に挨拶され、会釈する。
 あれはユニオンのパイロットスーツだ。此処では国籍や人種による差別が見られないのが心地いい。
 人革連ではあまり良い思いをしなかっただけに、なおさら強く感じるのかもしれない。
以下略



447:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 04:22:38.51 ID:J3/JFd5AO
 はたと声のした方へ振り向く。
 驚いたのは、誰のものかは分かっていたが、その誰かが問題であったから。

フォン「……まるで親の仇でも見つめるような目だ」

以下略



448:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 04:24:39.74 ID:J3/JFd5AO
フォン「ヅダ」

デュバル「!」

フォン「形式番号EMS-10。何年前だったか、宇宙開発及びテロリズムの宇宙拡大に先立ち、宙間戦闘に於ける絶対的優勢確保を名目に開発されたMS」
以下略



449:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 04:29:28.95 ID:J3/JFd5AO
フォン「その後の調査で、ヅダには構造上致命的な欠陥があることが判明し、採用は見送りとなったとさ」

デュバル「ぐぅ……っ」

フォン「あげゃげゃげゃげゃ!!」
以下略



450:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 04:30:48.48 ID:J3/JFd5AO
デュバル「初めてコクピットに座り、最高速度にまで踏み込んだ時の感動は、今でも昨日のことのように思い出せる……」

フォン「…………」

デュバル「問題点はあったかもしれない。だが、たった一度の過ちで表舞台から消え去って良いはずがなかった!」
以下略



451:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 04:37:49.52 ID:J3/JFd5AO
フォン「だが、あんたはそれを自覚している。己に酔ったテロリストに比べたら、まだ多少はマシだ」

デュバル「……慰めにもならん……」

フォン「慰めてるつもりはない。事実、あんたはGN―Xのテロ行為を見てショックを受けていた」
以下略



452:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 04:38:45.33 ID:J3/JFd5AO
 フォン・スパークが言い放った直後、警報機が赤色灯と共に吼え出した。
 敵襲、第一種警戒態勢を告げるときの声だ。
 先ほどまでとは別種の慌ただしさが波のように伝わる。
 騒然となっていく搬入路で、自分とフォン・スパークだけが、取り残されたように立ち尽くしていた。

以下略



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