183: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:36:28.92 ID:ex9AI0hxo
〜〜〜
「そろそろ着くぜ……っとあそこにいるのミサカちゃんじゃね?」
垣根に抱かれるミサカは顔を真っ赤にし、反応しない。
184: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:36:56.71 ID:ex9AI0hxo
「はーい、ご苦労様ミサカちゃん」
「はうわぁー、っとミサカはミサカはミサ……び、びっくりしたぁ……」
ミサカは肩をビクッとさせ、とびあがった。
185: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:39:24.78 ID:ex9AI0hxo
〜〜〜
「で?空のデートはどうでした?」
ミサカ00002号はアイスを美味しそうに食べている。
186: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:40:24.54 ID:ex9AI0hxo
〜〜〜
「だっかっらっ!俺は怪しい者じゃありませんよ!御坂美琴の友達です。あいつ最近様子が変だったから様子を見に来てるだけですよ」
上条当麻は常盤台中学寮、寮監に捕まっていた。
187: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:41:22.38 ID:ex9AI0hxo
「まぁ、不審者だったことは認めますよ。高校生が昼間にうろついてるんですもんね……でも、本当に心配で……」
すがる様な目つきで寮監を見る。
「……はぁ。ったく、御坂のヤツはどれだけ迷惑かければ気が済むんだ……」
188: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:43:36.19 ID:ex9AI0hxo
〜〜〜
昼ごはんは何がいいか垣根は悩んでいた。
一方通行に電話したところ肉、と一言言われ切られた。
189: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:45:21.51 ID:ex9AI0hxo
――こいつはいい道化っぷりだ。俺の手のひらで面白いくらい思惑通り踊ってくれてるな。
「そうだな。一方通行が正しい事をしていれば例え世界中を敵に回しても、俺は一方通行側につく。
逆に世界中が一方通行の味方でも、それが俺と一方通行の正義に反する事だったら、どんな感情をこの身に宿していても俺は一方通行をぶん殴る……」
190: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:46:32.62 ID:ex9AI0hxo
「ははっ、何言ってんのお前?俺のなにを知っていて、何をもって嘘だと判断してやがるんだ?」
「お前はさっきから何かを隠している、いや何かもっと違うな……そうだ、舞台に立ってる様に見えるんだよ」
焦る。
191: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:47:56.90 ID:ex9AI0hxo
「ハッ!馬鹿らしいな」
――俺はそんなの認めねぇ。俺は無条件に人に好かれて良い人間じゃねぇんだ。そんな人間を無条件で友達と呼ぶやつを信用したりしねぇ……。
「上条、最終忠告だ。このまま俺の前から消えろ、そして二度とツラ見せんな」
192: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:49:04.79 ID:ex9AI0hxo
〜〜〜
「あ、でてきた」
ミサカ00001号との抱擁を解き、照れ隠しにスポーツドリンクを飲んでいると待ち続けた人がホテルから出てきた。
193: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:52:32.23 ID:ex9AI0hxo
「そう、あんたはそれに何も疑問を感じないの?反抗しないの?生きたいと思わないの?」
「一方通行に殺される、それがミサカの生きがいですから。とミサカは疑問も反抗も生きたいとも思わないと即答します」
「……感情ってもんが……本当にない……の?」
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