187: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:41:22.38 ID:ex9AI0hxo
「まぁ、不審者だったことは認めますよ。高校生が昼間にうろついてるんですもんね……でも、本当に心配で……」
すがる様な目つきで寮監を見る。
「……はぁ。ったく、御坂のヤツはどれだけ迷惑かければ気が済むんだ……」
188: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:43:36.19 ID:ex9AI0hxo
〜〜〜
昼ごはんは何がいいか垣根は悩んでいた。
一方通行に電話したところ肉、と一言言われ切られた。
189: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:45:21.51 ID:ex9AI0hxo
――こいつはいい道化っぷりだ。俺の手のひらで面白いくらい思惑通り踊ってくれてるな。
「そうだな。一方通行が正しい事をしていれば例え世界中を敵に回しても、俺は一方通行側につく。
逆に世界中が一方通行の味方でも、それが俺と一方通行の正義に反する事だったら、どんな感情をこの身に宿していても俺は一方通行をぶん殴る……」
190: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:46:32.62 ID:ex9AI0hxo
「ははっ、何言ってんのお前?俺のなにを知っていて、何をもって嘘だと判断してやがるんだ?」
「お前はさっきから何かを隠している、いや何かもっと違うな……そうだ、舞台に立ってる様に見えるんだよ」
焦る。
191: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:47:56.90 ID:ex9AI0hxo
「ハッ!馬鹿らしいな」
――俺はそんなの認めねぇ。俺は無条件に人に好かれて良い人間じゃねぇんだ。そんな人間を無条件で友達と呼ぶやつを信用したりしねぇ……。
「上条、最終忠告だ。このまま俺の前から消えろ、そして二度とツラ見せんな」
192: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:49:04.79 ID:ex9AI0hxo
〜〜〜
「あ、でてきた」
ミサカ00001号との抱擁を解き、照れ隠しにスポーツドリンクを飲んでいると待ち続けた人がホテルから出てきた。
193: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:52:32.23 ID:ex9AI0hxo
「そう、あんたはそれに何も疑問を感じないの?反抗しないの?生きたいと思わないの?」
「一方通行に殺される、それがミサカの生きがいですから。とミサカは疑問も反抗も生きたいとも思わないと即答します」
「……感情ってもんが……本当にない……の?」
194: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:54:18.78 ID:ex9AI0hxo
〜〜〜
「あー、いってぇーあのウニ野郎思い切り殴りやがって……」
「だ、大丈夫ですか?とミサカは垣根さんの心配をします」
195: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:55:13.63 ID:ex9AI0hxo
その言葉にミサカ両名と芳川は嬉しそうに笑う。
「ふふ、ありがとう。晩御飯はまた私につくらせてね」
一方通行の頭を撫でる。
196: ◆hZ/DqVYZ7nkr[sage]
2011/12/04(日) 07:57:37.42 ID:ex9AI0hxo
「芳川、お前もここに一緒に住めよ」
「んー、嬉しい申し出だけど今は遠慮するわ」
197: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:59:00.83 ID:ex9AI0hxo
〜〜〜
皿を洗い終え一方通行とミサカ00002号のいる部屋へ三人が戻ると、炎天下の中にずっといたミサカは疲れたのか眠りこけていた。
「ミサカちゃん、タオルでも――」
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