238:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/26(木) 15:44:53.41 ID:8mwsMNZS0
あかりは偽りながらも、それを認めて偽り続けて。
京子は偽ってるのを分かってるけど、それを理解しようとしてない。
そう考えると、本当にちなつちゃんは器用な子なんだなって思えるよ。
ちなつ『残念って、私結衣先輩からも信頼されてないんですかね?』
239:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/26(木) 16:17:20.07 ID:8mwsMNZS0
ちなつ『結衣先輩は、あかりちゃんに、どうなってほしいんですか?』
結衣「……」
あかりにどうなってほしいのか、それがちなつちゃんの聞いてきたことだった。
240:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/26(木) 16:39:06.91 ID:8mwsMNZS0
結衣「ちなつちゃんも同じ考えなんでしょ?」
ちなつ『当たり前です』
本当に自信満々に即答してくる。
241:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/26(木) 16:46:35.24 ID:8mwsMNZS0
その言葉で完全に私の思考は停止しかけていた。
なんてことだ、よりにもよってちなつちゃんに目撃されていたとは!
結衣「え、えっとね。あれは転びそうになった私をですね」
242:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/26(木) 16:47:27.95 ID:8mwsMNZS0
今日はここまでになります。
243:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/31(火) 13:41:39.50 ID:WbNtukUV0
―京子―
京子「……」
心の中のイライラはまだなくなりそうになかった。
244:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/31(火) 13:51:40.45 ID:WbNtukUV0
携帯に手を伸ばして、電話帳を開く。
いくつもあるわけじゃない電話帳の中、さ行から『杉浦綾乃』を押す。
電話番号にメールアドレスを見てから、私は何を話すべきなのか考えていた。
明後日のデートの話?
それとも今さっきのことを話して慰めてもらいたいの?
245:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/31(火) 14:03:49.17 ID:WbNtukUV0
沈黙、電話をかけた私は何も言うことがなくて。
あかりも何も言わないで黙りこんでいた。
電話をしたこと、それだけでもなんだか頭が重たくなるような行為なのに、今はそんなことは無かった。
ただ、真っ白に何も考えていない私が、あかりに電話をしただけだ。
部屋に響く時計の音と、隣の部屋から聞こえるテレビの音。
246:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/31(火) 14:15:08.59 ID:WbNtukUV0
あかり『池田先輩にね………、嫌いっていわれちゃったの』
多分、それは千歳のほうだろうなって思った。
でも、あかりが千歳が嫌がるようなことをするのかって言われたら、信じられないというのがぼんやりとした私の感想だ。
でも私は同情の言葉も何もない、ただ言葉を拾いながら頭に入れて行くのが今できる私の精一杯だった。
247:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/02/01(水) 10:41:28.23 ID:Z9sHH/Bxo
次待ってます
248:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/02/02(木) 00:59:26.20 ID:Dy8Iuwxno
期待
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