312:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/11/03(土) 15:31:24.52 ID:hmXVQoDF0
あかり「もうほっといて、あかりはちなつちゃんじゃないの! ちなつちゃんみたいに、行動的じゃない!」
爆発するみたいに言葉が出た。
抑えきれなくて、引き攣ってたのはあかりの顔の方なのかもしれない。
313:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/11/03(土) 15:52:26.29 ID:hmXVQoDF0
―結衣―
結衣「それ、本当なの?」
生徒会室の中、少しだけ気まずそうに頬を掻いて私の前に座る綾乃に目を向ける。
314:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/11/03(土) 16:20:56.58 ID:hmXVQoDF0
そう言って少しだけお茶を飲む。
敵わない、綾乃はそう呟いてから少しだけ悔しそうに、だけどすっきりした表情で笑う。
綾乃「昨日彼方たちに会った事を言った時、すごく動揺してた。もう、それを言う前から少しだけ感じてたんだ。京子には好きな子がいるって」
結衣「……」
315:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/11/03(土) 16:48:17.97 ID:hmXVQoDF0
綾乃は言った、所詮代わりにしかならないって。
恋で好きな人の代わりになる人が、本当に幸せになれるかどうかなんてわからないけど、京子の隙間を埋める存在になっても幸せなんてあるわけないと、そう言ったのだ。
結衣「本当にそれでいいの? まだ京子だって」
綾乃「それ以上は、罰金バッキンガムだから」
316:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/11/03(土) 19:58:41.44 ID:TDuTNrxQo
来てた
317:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岐阜県)[sage]
2012/11/03(土) 22:19:40.70 ID:eepAMynOo
乙
318:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/11/04(日) 17:24:57.23 ID:neX1PxPO0
乙です
319:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/02(日) 00:55:17.41 ID:AzbOAoJG0
そこで携帯に届いたメールがある事に気づく。
差出人はちなつちゃんで、偉くタイミングが良いため少しばかりの嫌な予感がした。
もう、わかりきってると言ってもいいほどに、潔く私はメールを開いた。
320:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/02(日) 01:05:57.91 ID:AzbOAoJG0
―京子―
京子「もう、なんなんだよ」
部屋から出る気が起きず、結衣から来たメールに返信もせずに私は倒れていた。
321:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/02(日) 01:15:55.04 ID:AzbOAoJG0
私にとってちなつちゃんはそういう存在だった。
次に浮かんだのは結衣だった。
昔、まだ泣き虫だった私を守ってくれた存在、憧れだったし頼りにしてた。
好きだけど、やっぱり形が違う気がした。
好きの形がやっぱり違う。漫画とか読んでると良く見る友愛っていう方の好きだ。尖って無い、真丸い形の好きだと思う。
322:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/02(日) 01:24:33.82 ID:AzbOAoJG0
京子「母さん?」
声をかけてみたが返事は無かった。
時計を見ると、もう夕方に差し掛かるかなって時間になっていた。
夕飯の予定かな、と思って返事を待っていると。
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