244: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/23(金) 21:19:49.50 ID:FKxMrm+Ho
今まで何の気なしに街を歩いていたら出会えていたはずなのだが、
いざ探そうと思ったらなかなか見つからないものだ。
(くそっ、どこにいるんだ)
245: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/23(金) 21:20:15.73 ID:FKxMrm+Ho
「ここで、何をされているんですか? 待ち合わせですか?」
「いや、そうじゃねェ。少し、疲れたから休んでるだけだ」
246: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/23(金) 21:20:44.32 ID:FKxMrm+Ho
247: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/23(金) 21:21:38.88 ID:FKxMrm+Ho
本当なら、一刻も早くまどかに会いたかった播磨だが、焦っても会えるとは限らないし、
少し時間を置いて冷静になる必要もあると考えた彼は、仁美の相談を聞くことにした。
「俺はあんま人から相談とか受けるようなヤツじゃねェからよ。
248: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/23(金) 21:22:33.87 ID:FKxMrm+Ho
「実は、上条さんには幼馴染の女性がいるんです」
「それってアレか? 美樹さやかってやつか」
249: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/23(金) 21:23:19.95 ID:FKxMrm+Ho
「なあ、志筑」
「はい」
250: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/23(金) 21:24:53.94 ID:FKxMrm+Ho
仁美は顔を上げる。
「やはり、播磨さんに相談して正解でしたわ」
251: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/23(金) 21:25:17.28 ID:FKxMrm+Ho
さすがにいつまでもボーッとしているわけにもいかないので、播磨は本来の目的を思い出し、
鹿目家に向かった。
252: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/23(金) 21:26:32.34 ID:FKxMrm+Ho
「どうぞ」
コーヒーが差し出される。
253: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/23(金) 21:27:23.03 ID:FKxMrm+Ho
まどかは顔を上げた。
彼女の両目からは大粒の涙がいくつもあふれ出ている。
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