過去ログ - 夜叉「もうすぐ死ぬ人」
1- 20
11:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage]
2011/12/14(水) 19:23:27.01 ID:Oxt1H9D4o
>>1


12:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage]
2011/12/14(水) 23:55:50.18 ID:DjuvKVOPo
いい雰囲気だなー。乙


13:JK[saga]
2011/12/15(木) 19:25:15.67 ID:fJUeZbYv0



少女が夜叉と邂逅したのは、死を望んでいたためだろう。
夜叉は何人もの人間と邂逅し、別離してきた。
以下略



14:JK[saga]
2011/12/15(木) 19:25:42.49 ID:fJUeZbYv0





以下略



15:JK[saga]
2011/12/15(木) 19:26:17.37 ID:fJUeZbYv0
言った昴は屋上の柵に寄り掛かるようにして、月を見上げた。
月は蒼白く灯っている。
不意に昴は思った。
己は蒼白く光る月に叫ぶ哀れな犬なのだと。

以下略



16:JK[saga]
2011/12/15(木) 19:27:11.64 ID:fJUeZbYv0
自分の答えに満足して、昴は頷く。
そうだ。昴は浄化を望んでいる。
死によって、全ての罪悪を消失させてしまいたいのだ。

されど、月夜叉は昴の予想もしていなかった言葉を返した。
以下略



17:JK[saga]
2011/12/15(木) 19:27:43.98 ID:fJUeZbYv0
『呼称が何であろうと何も変わらない。
単に耳に良いか、悪いか、それのみだ。
とどのつまり、昴のしている行為は手首切りに違いないだろう』

月夜叉の淡々とした言葉。
以下略



18:JK[saga]
2011/12/15(木) 19:31:21.50 ID:fJUeZbYv0
「私は何度も手首を切ってきた!
世界を終わらせるために!
世界の罪の浄化のために! 罪深き人類の浄化のために!
こんな事が月夜叉! 君に出来るか、出来るのか!
月夜叉ッ!」
以下略



19:JK[saga]
2011/12/15(木) 19:31:43.34 ID:fJUeZbYv0
『ならば死ねばよいだろう』

月夜叉は昴が初めて見る表情で、冷徹に呟いた。
否、実際には月夜叉の表情は微塵も変わっていない。
昴の心情が月夜叉を冷徹な存在に見せているだけだ。
以下略



20:JK[saga]
2011/12/15(木) 19:32:18.30 ID:fJUeZbYv0
されど、同時に死にたくもなかったのだ。
低俗な愚鈍共が生きているのに、どうして自分だけが死ななければならないのか。
逆なんじゃないか?
本当に死ぬべきなのは死を望む自分じゃなく、
こんな可哀想な自分に死を望ませる世界の愚鈍共の方であるべきだ。
以下略



21:JK[saga]
2011/12/15(木) 19:33:44.52 ID:fJUeZbYv0


この話は終わりです。
が、まだ物語は続きます。
またお願いします。


40Res/54.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice