388:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:28:40.58 ID:Z92gKdK4o
【Side:鹿目まどか】
「いや、いや……いやだよ、こんなの、いやだよ」
389:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:29:39.82 ID:Z92gKdK4o
ほむらちゃんから、霊脈という場所から動かないよう、念を押されていた。
動かないのであれば、首を向けてただ見ていることしかできない。
でも、限界だった。
390:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:30:14.64 ID:Z92gKdK4o
その声は、わたしに向けられたものじゃなかった。
その声は、この状況を引っくり返せる彼女に、向けられたものだった。
391:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:31:35.37 ID:Z92gKdK4o
「鹿目さん、私たちは大丈夫みたいだから」
「お前にしかできないことが、あるんだろ」
392:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:32:10.66 ID:Z92gKdK4o
弦を強く引き絞る。
キリキリと張り詰めるその音は、やけに強く耳に残る。
それは正面からも発せられていた。
393:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:32:50.66 ID:Z92gKdK4o
「今からあなたたちに、返します」
394:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/01/12(木) 22:34:25.14 ID:Z92gKdK4o
以上、第十五回です。
30分ほど後に、閉幕としたいと思います。
395:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/01/12(木) 23:02:40.00 ID:Z92gKdK4o
それでは、再開します。
396:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 23:03:13.06 ID:Z92gKdK4o
射した光が、反射を受けて鮮やかに色付く。
数え切れないほどの魂がワルプルギスの夜から解き放たれ、浄化され、輝いていた。
彼女たちの声が聞こえる。
ありがとう、ありがとうと。
397:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 23:04:08.36 ID:Z92gKdK4o
「ごめんなさい」
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