過去ログ - 佐天「透明にする能力?」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)
2012/01/11(水) 01:12:31.63 ID:LFooJzIg0
禁書目録というよりは超電磁砲よりの二次創作SSです。
半オリキャラが主人公になっております。
またキャラや口調が若干崩れている箇所があるかもしれません、見つけましたら指摘してくださると嬉しいです。
原作などは大体のものには一度目を通したことがある程度です。
以上を踏まえお楽しみいただければ幸いです。

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/01/11(水) 01:13:14.47 ID:LFooJzIg0
私はとても困っていた。
何に困っていたかと言うと初めて訪れた街で迷子になっていて、そして私には時間が残されていないことだった。
今日私は柵川中学校というところに転校することになったんだけど、朝起きてバスに乗るところまではよかった。
問題はそこから。乗ったバスは柵川中学校方向とは逆に向かうバスだったらしくて次のバス停で慌てて降りて今度こそ柵川中学校の方向に向かうバスに乗った。
次は降りるバス停を間違えて少し手前で降りてしまったらしい。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2012/01/11(水) 01:13:51.58 ID:LFooJzIg0
私はぱっと声のした方向に振り返るとそこには百八十センチは超えるくらいの大男が立っていた。
いや、大男って言ってもひょろっとした印象で顔はにこやかな表情を作っていたし、目立つ青い髪の毛とピアスの分を差し引いても悪い人には見えなかった。

「君すごい美人さんやな、でもえらい困った顔してるし。どないしたん?」

以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2012/01/11(水) 01:14:21.38 ID:LFooJzIg0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

道すがらメアドを交換した私と青髪の人はビルとビルの間を通っていた。
薄暗い路地だがこちらを通らないと大分遠回りをしてしまうそうで、仕方なく青髪の人につきしたがって後ろをついていく。
そこまで長い路地ではないみたいで、向こう側の景色も青髪の人の肩越しにちらちら見える。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)
2012/01/11(水) 01:14:53.64 ID:LFooJzIg0
「もう、前もそんなこと言ってましたよね。まぁいいです、それより佐天さん知ってます?」

「? 何を?」

「転校生の話ですよ、今日来るらしいですよ。しかもうちのクラスらしいです」
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2012/01/11(水) 01:15:17.84 ID:LFooJzIg0
「?」

そこには誰もいない。扉の影に?でも待っていても誰も入ってこない。
その代わりに、

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2012/01/11(水) 01:15:59.07 ID:LFooJzIg0
それだけ言うと先生は教室から出て行き、東方さんは自分の席へと歩いていってよどみない動作で座り、次の授業の準備を始めた。
ずいぶん真面目な女の子だなぁ、って言うのがその時の私の印象かな・・・・・・
ぼけっと私が見ている間にもほかの皆は行動を起こしている。
もちろん授業の準備と言うわけではなくて、東方さんに話かけにいったということだ。
いや、気持ちは分かるけど皆さんがっつきすぎじゃないですか?そんな私の本音は『出遅れちゃったな〜。あ〜あ、私も東方さんと話したかったな〜』ていう所です。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2012/01/11(水) 01:16:27.12 ID:LFooJzIg0
「困ってるなら手を貸しましょうか?」

「えっ!?」

その声は聞きなれなくて、けれど印象に残っている声で、つまり、その人は―――
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2012/01/11(水) 01:16:58.35 ID:LFooJzIg0
三人でお弁当を囲んで色んなことを話した、静は初めてきた学園都市のことをよく聞いてきたし、私達は静の育って来たこれまでのことなんかを話してもらった。
なんでも静は今までアメリカに住んでいたらしくていわゆる帰国子女なんだとか。
あと複雑な家庭なのかお兄さんは日本に住んでて、日本に滞在してたのはお兄さんの住む家に遊びに行ってたからだそうだ。
お兄さんの友達とかなんかにも静は可愛がられていたらしくその人たちの話も聞いた。
けれどその中でもお兄さんの話とお父さんの話をしている静かは顔が活き活きしていて、そのことを指摘すると顔を赤らめた。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2012/01/11(水) 01:17:24.18 ID:LFooJzIg0
静の表情がぱぁっと明るくなる。
彼女が笑うと、やはり同性でさえ魅力を感じてしまうほど可愛らしい。
なんか御坂さんとは逆の方向で可愛いなこの子は、なんていうか正統派の可愛さだ。いや御坂さんが正統派じゃないって意味じゃないよ。
正統派でも系統が違うっていうか・・・・・・て誰に説明してるんだか。

以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2012/01/11(水) 01:17:50.69 ID:LFooJzIg0
「それはまたずいぶん遠回りしたね。あの通りからうちの学校に向かうなんてさ」

「えっ?」

「だってあの通りって横に抜ける道がなくてちょっと不便じゃない?ま、遊んでるときはそんな気になんないけど、登校中にあの道通るのはあの長い通りをわざわざ端まで行って折り返して戻ってくることになるじゃん」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2012/01/11(水) 01:18:33.13 ID:LFooJzIg0
狐につままれたような気分になり呆然とフェンスを眺める、ところどころ痛んでるところもあり、長い間そこにあることを証明しているようにも見える。
私が学校に行っている間にはられたものではなさそうだ。
ということは―――

(この現象自体は私は知らない、けれど、この種類の違和感を感じるのは初めてではないっ!これは―――)
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2012/01/11(水) 01:18:59.16 ID:LFooJzIg0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


時刻は日暮れをすぎてしばらくたったくらいのことだった。
私はあの後涙子の案内でとても有意義な時間を過ごした、朝に通った時とは大違いで人通りの多いあの通りは色んなお店があって凄く楽しめたわ。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2012/01/11(水) 01:19:33.05 ID:LFooJzIg0
あぁ、やばいわね。とてもヘヴィな状況になってしまったわ。いえ、してしまったと言ったほうがいいのかしら、自分で招いた状況よねこれ、ああどうしようかしら。
でも涙子は関係ないわよね、ピンチに陥ったのが私が原因ならそれを涙子が被る必要はないわ。
だったらまずは涙子を逃がさなくてわ、私がこのまま挑発して殴られている間に涙子を透明にして逃がせばいいわ。
あぁ〜〜〜でも痛そうだなぁ、けど涙子なら誰か呼んできてくれそうだなぁ、風紀委員とか、それまでの辛抱かなぁ。

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2012/01/11(水) 01:20:03.09 ID:LFooJzIg0
「でも僕が高位の能力者やったら君ら四人でも問題ないやんな?そういう可能性は考えんの?」

「っぐ・・・・・・」

さらに進み、ついに暴漢の一人の目の前までたどり着いた。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2012/01/11(水) 01:20:30.32 ID:LFooJzIg0
「あっ!待てこのスッタコ!!」

「追いかけろ!!あの野郎ぶっ殺してやる!!」

青髪の奴が彼らを追い抜いたせいか、彼らも我に返ったのか追いかけてきた。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2012/01/11(水) 01:21:05.79 ID:LFooJzIg0
「いや、でもあのままだったら、静は殴られちゃってたし、私としては結構助かったと思って、ますよ」

「ほんまぁ?君みたいな可愛い子にそんなこと言われたら僕、照れてしまうわぁ。しかも息切らして言うのがエロくてグッド!」

確かに現実は非常だけどさ。助けに来たのがこんな奴だし―――
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2012/01/11(水) 01:21:56.36 ID:LFooJzIg0
三人でフェンスにぶつかる寸前、青髪の叫びが耳に突き刺さる。

「『ムード・エレベーター』!!このフェンスの高さを吸い取れぇ!!」

私達の前を小さな影が飛び出しフェンスに触れる、すると―――
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2012/01/11(水) 01:22:55.74 ID:LFooJzIg0
「あなた、レベル0って言ったわよね」

「? そうや、それがどないしたん?」

「それって・・・・・・その能力が能力開発で生まれた能力じゃないからじゃないですか?」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/01/11(水) 01:27:10.60 ID:LFooJzIg0


第一話は以上になります。ちょこちょこルビがおかしなことになってしまいました、申し訳ありません。
冒頭で説明し忘れましたがこの物語はジョジョとのクロスオーバーになっています。
透明の赤ん坊が成長し、学園都市に入り、という感じで進めていきます。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(滋賀県)[sage]
2012/01/11(水) 02:06:36.31 ID:PFIGd+SM0
ちょっと期待


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