過去ログ - 酒場で戦士募集したら勇者が仲間になった5
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れいまぁ
◆9ozEqs2lE0cc
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2012/04/01(日) 01:52:14.81 ID:5ErbohVa0
少女が母親に懇願し、目一杯背伸びをしたおめかし姿。
の成れの果てだった。せっかくの浴衣は着崩れて、帯はゆるゆる髪はボサボサ。
「あ、キモノ着てる!」
以下略
327
:
れいまぁ
◆9ozEqs2lE0cc
[saga]
2012/04/01(日) 01:53:43.04 ID:5ErbohVa0
「違うよ。天狗じゃない、あの島に行こうと思うんだ」
少年が指差す先にあるものは、島。海を挟んで数百メートルの所に、小さな島があった。
渡行禁止の島、離れ島、ちいじま。
呼び名は色々あるが、正式な名称を知る者は少ない。
以下略
328
:
れいまぁ
◆9ozEqs2lE0cc
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2012/04/01(日) 01:55:22.98 ID:5ErbohVa0
「……」
しかしこの少年からすればこれ以上ない不可思議に違いない。むしろ今まで興味を持たなかったのがおかしいくらいなのだ。
「で、でも。それに道はすぐ消えちゃうって。危ないよぉ」
以下略
329
:
れいまぁ
◆9ozEqs2lE0cc
[saga]
2012/04/01(日) 01:58:00.91 ID:5ErbohVa0
ドンドンドン。ピーヒャララ。
「はっ、はっ、はっ」
少年達は走った。離れ島に通じる海の道が現れるという場所まで。
以下略
330
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れいまぁ
◆9ozEqs2lE0cc
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2012/04/01(日) 01:59:20.33 ID:5ErbohVa0
「ふー……」
半分ほど進んだところで、少年は何かに惹かれるように後ろを振り向く。
「……」
以下略
331
:
れいまぁ
◆9ozEqs2lE0cc
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2012/04/01(日) 02:00:40.62 ID:5ErbohVa0
「そうかなぁ」
「そうだよ、絶対そう!!」
二人が話しながら歩いていると、少年は石造りの階段を見つける。手すりが無く、草が生い茂った状態の石階段。
以下略
332
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れいまぁ
◆9ozEqs2lE0cc
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2012/04/01(日) 02:02:00.89 ID:5ErbohVa0
「ほっ、ほっ!!」
もうあと少し。
少年が石階段から顔を出すと、
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333
:
れいまぁ
◆9ozEqs2lE0cc
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2012/04/01(日) 02:02:54.78 ID:5ErbohVa0
「うーむ」
少年は唸る。早くも万策が尽きてしまった。なんて聞いてみたらよいものか。
少年が腕を組み、頭を捻っていると、天狗が少年に近づいて右拳を差し出してきた。
以下略
334
:
れいまぁ
◆9ozEqs2lE0cc
[saga]
2012/04/01(日) 02:03:57.41 ID:5ErbohVa0
「……」
天狗は飴の乗った自分の手をずっと眺めている。表情はうかがえないので、天狗が何を考えているのか知る術は無い。
「今日もらったやつだから腐ってないよ?」
以下略
335
:
れいまぁ
◆9ozEqs2lE0cc
[saga]
2012/04/01(日) 02:05:07.04 ID:5ErbohVa0
「ま、まってよもー。はっ、はっ……これはトンネル?なんでこんなのがあるの?」
「わからない!でも、でもここを潜ったら!!」
もしかしたら向こうの世界に行けるかもしれない。
以下略
336
:
れいまぁ
◆9ozEqs2lE0cc
[saga]
2012/04/01(日) 02:10:59.51 ID:5ErbohVa0
「もうー、置いてかないでって言ったのにぃ!!」
トンネルから涙声の少女が現れた。
「……ごめん」
以下略
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