423:にゃんこ[saga]
2012/05/13(日) 17:43:23.38 ID:To/8p/je0
それにしても、無理のし過ぎだよな、唯……。
自分の体力の限界も知らないとか、小学生かよ……。
でも、思い返してみれば、唯が体調を崩す兆候はあった。
ロンドンに転移させられた次の日、唯は午前中しか行動出来てなかった。
あの唯が、午前中しか動けてなかったんだ。
424:にゃんこ[saga]
2012/05/13(日) 17:43:56.29 ID:To/8p/je0
「唯ちゃん、平気?
痛い所とかない? 水枕代える?
今、氷を切らしちゃってて、ごめんね……。
もうすぐ新しい氷が出来るはずだから……」
425:にゃんこ[saga]
2012/05/13(日) 17:44:27.03 ID:To/8p/je0
「ごめん……。
ごめんね、りっちゃん……」
最初、唯が何を言ってるのか分からなかった。
426:にゃんこ[saga]
2012/05/13(日) 17:44:53.97 ID:To/8p/je0
◎
427:にゃんこ[saga]
2012/05/13(日) 17:50:47.29 ID:To/8p/je0
私は椅子に座って拳を握り締めながら、
でも、それを何処かに叩き付ける事も出来ず、私は汗を掻く唯にじっと視線を向ける。
唯は真っ赤な顔をして、喘ぐみたいに呼吸をして、呻いていた。
眠っているのか、意識が朦朧としているのか、それすらも判断出来ない。
それくらい、消耗してしまっている。
428:にゃんこ[saga]
2012/05/13(日) 17:51:37.26 ID:To/8p/je0
心配?
私は皆に心配掛けちゃってるのか……?
私が皆を心配したいのに、逆に私の方が……?
やっぱり、私は皆の足手纏いなんだろうか……。
だけど……。
429:にゃんこ[saga]
2012/05/13(日) 17:53:23.97 ID:To/8p/je0
頑張ってるのを、皆が分かってくれてる……?
嬉しいけど、分かってくれてても、それだけじゃ駄目なんだよ、澪……。
皆の役に立てなきゃ、駄目なんだ。怖いんだ。
何より、自分自身がそんな自分を許せないんだ……。
430:にゃんこ[saga]
2012/05/13(日) 17:53:51.01 ID:To/8p/je0
「えへへ……、りっちゃんの手……、気持ちいいな……。
ありがと……ね……」
まったく……、おまえ、今凄い熱なんだぞ……。
431:にゃんこ[saga]
2012/05/13(日) 17:54:36.29 ID:To/8p/je0
口を尖らせながらも、唯は私の言葉に従ってくれた。
脱がせた唯のパンツは少し重いくらい汗を吸っていた。
こんなに汗を掻いてたのか……。
よっぽど苦しかっただろうな……。
せめて、その苦しみをこのタオルで少しは吸い取ってやりたいな……。
432:にゃんこ[saga]
2012/05/13(日) 17:55:39.27 ID:To/8p/je0
今回はここまでです。
お気楽な話になると思いきや……。
また次回お願いします。
433:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県)[sage]
2012/05/13(日) 18:26:06.59 ID:Ct+DP/nko
乙っした
あー、やっぱり拾ってたのか…
りっちゃんが精神的にもうちょっと落ち着いた頃合いを見て返すまで預かってるつもりだったんだろうけど最悪の状態でばれちゃったな
まだ揺らぎまくってるりっちゃんにとってこれは追い打ちに近い大きな揺さぶりになりそう
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