547:にゃんこ[saga]
2012/06/12(火) 18:45:47.51 ID:CIyJ1PTT0
 「梓、あれは……、あ……あれは……」  
    
    
  上手く言葉に出来ない。  
  上手く説明出来ない。  
548:にゃんこ[saga]
2012/06/12(火) 18:46:16.03 ID:CIyJ1PTT0
 「梓……。 
 私はさ……、梓の事が好きだよ……。 
 梓と傍に居るのは楽しいし、面白いし、嬉しい。 
 私の想いを受け止めようとしてくれてるのも、涙が出そうなくらいに嬉しいんだよ……。 
 だから、さ……」 
549:にゃんこ[saga]
2012/06/12(火) 18:46:43.24 ID:CIyJ1PTT0
 「梓……、おまえの言う通りだよ。 
 私はおまえと一緒に風呂に入った時、おまえを抱き締めようと思った。 
 抱き締めてキスをすれば、安心出来ると思った。 
 安心させてやれるって思った。 
 でも、それは出来なかった。 
550:にゃんこ[saga]
2012/06/12(火) 18:47:27.23 ID:CIyJ1PTT0
 「すみません、律先輩……。 
 私……、私……、変な事を、でも……、でも……っ! 
 私……っ、この気持ちは本当で……」 
  
  
551:にゃんこ[saga]
2012/06/12(火) 18:48:50.52 ID:CIyJ1PTT0
  
  
 今回はここまでです。 
 タイトル否定になってしまいました。 
552:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/06/13(水) 17:48:46.50 ID:UHOLiGis0
 乙です 
  
 ついにこのお話の答えが出たんですね。 
 あずにゃんの心はこれからどこへ向かうんだろう? 
  
553:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県)[sage]
2012/06/14(木) 08:34:28.94 ID:MDhfV39So
 乙乙 
 しかしあれだな 
 singing!のジャケを物悲しく思う日が来るなんて… 
 あの中の5人は一体何を想ってるんだろうとか変なこと考えてしまう 
554:にゃんこ[saga]
2012/06/14(木) 17:43:34.46 ID:wM9rIEft0
 私達はお互いを繋ぎ止めてた。  
  五人で居なきゃ不安だった。  
  いつの間にか、お互いが傍に居る事を無意識の内に強制していた気がする。  
  離れていたって大丈夫だなんて言葉は嘘だ。  
  傍に居なきゃ……、一緒に居なきゃ……、不安な気持ちは決して消えない。  
555:にゃんこ[saga]
2012/06/14(木) 17:44:25.23 ID:wM9rIEft0
 「ずるい……、ずるいです、律先輩……。 
 わた……私……、後悔して……も……ううっ、構わ……構わないのに……。 
 律先輩の気持ち……、私、嫌じゃ……なかったのに……」 
  
  
556:にゃんこ[saga]
2012/06/14(木) 17:50:20.01 ID:wM9rIEft0
 梓の言葉と拳が止まる。 
 涙も止まりこそしなかったけど、少しだけ落ち着いたみたいだった。 
 一息だけ吐いて、私は梓に正直な想いをもう一度伝える。 
  
  
657Res/1034.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
板[3] 1-[1] l20 
	このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
	もう書き込みできません。