871:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/29(日) 22:19:31.42 ID:ur+gV4mt0
「意外そうな顔だな、功刀」
荒く息をつく弟を見下ろして、
硲は彼の前に歩いてきて、しゃがみこんだ。
872:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/29(日) 22:20:26.78 ID:ur+gV4mt0
「へぇ」
硲の姿が消えた。
「え……?」
873:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/29(日) 22:21:05.23 ID:ur+gV4mt0
「…………」
ギリ……と歯を噛んで功刀が立ち上がる。
それを横目に、硲が手を伸ばして、
874:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/29(日) 22:21:40.99 ID:ur+gV4mt0
「まだだ! まだこんなもんで
死んでもらっちゃ困る。
もっといけるだろ?
ほらもっと頑張らないと本当に死ぬよ?
いやでもここで死なれたら悲しいな、
875:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/29(日) 22:22:20.59 ID:ur+gV4mt0
「僕が一番嫌いなのは金髪と
ロリペド野郎なんだよ!
てめぇらのようななあ!」
功刀の影の形が変わった。
876:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/29(日) 22:22:58.11 ID:ur+gV4mt0
「遅いよ」
パァンッ! と空気が鳴った。
功刀の腹部に拳が突き刺さり、
877:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/29(日) 22:23:32.86 ID:ur+gV4mt0
照明弾が炸裂するよりも先に。
彼らは、一瞬後、太陽の光が煌く、
雲の遥か上空にいた。
878:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/29(日) 22:24:15.64 ID:ur+gV4mt0
風を切って落下しているため、
燐には何の音も、光景も見えなかった。
そこは、「影」が出来ない空間だった。
879:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/29(日) 22:25:02.11 ID:ur+gV4mt0
衝突の威力は、距離と速さに二乗する。
異常なまでの硲の拳の強さは、それが答えだった。
硲の拳が、功刀の腹を貫通する。
880:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/29(日) 22:25:56.02 ID:ur+gV4mt0
硲が背後から近づいてきて、
燐の首を掴んで自分の方を向かせる。
「さて、さっきの続きをしようか」
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