過去ログ - 少女「ずっと、愛してる」
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967:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/07(月) 17:50:54.75 ID:hlIYQLnr0
それもまたいいかもしれない。

――僕は頑張った。

でも、助けることが出来なかったよ。
以下略



968:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/07(月) 17:51:29.27 ID:hlIYQLnr0
その隣に泉がいた。

涙が一瞬だけ硲の方を見る。

硲は、そこでハッとして慌てて体を反転させた。
以下略



969:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/07(月) 17:52:12.00 ID:hlIYQLnr0
二人を抱えて、硲はまた空中を掻き消えると、
できるだけ離れた場所に出現しようと念じてから着地した。

しかし硲がそう思っていただけだったようで、
大して先ほどと離れていない場所に出現していた。
以下略



970:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/07(月) 17:52:48.42 ID:hlIYQLnr0
半径十キロ程の球体空間に閉じ込められていた。

これでは、逃げ場がない。

自分の能力では、
以下略



971:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/07(月) 17:53:17.78 ID:hlIYQLnr0
「姉さん!」

愛寡と更紗を抱きしめながら、
硲は前方の光る空間に向かって怒鳴った。

以下略



972:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/07(月) 17:53:55.71 ID:hlIYQLnr0


「見つけた……チェックメイトだ」

硲は、意識の外で泉の声を聞いた気がした。
以下略



973:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/07(月) 17:54:34.73 ID:hlIYQLnr0
「お前の負けだ。
まぁ……千三十五回も俺を殺せば充分だろう。
気は済まねぇだろうが、俺はもう腹一杯だ」

泉は右手を伸ばして、ギリギリと音を立てて、
以下略



974:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/07(月) 17:56:27.00 ID:hlIYQLnr0
「俺の問いが分かるか? 答えろ。
答えなければこのまま殺す。お前の型番は?」

声にならない叫びを上げて右手を振り上げた青年の腹に、
躊躇なく膝を叩きこんで、泉は横で腕組みをしている涙を見た。
以下略



975:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/07(月) 17:57:02.35 ID:hlIYQLnr0
「涙、危な……」

「しっ」

兄の言葉を打ち消して、
以下略



976:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/07(月) 17:57:32.84 ID:hlIYQLnr0
泉が暴れようともがく青年を首を掴んで羽交い絞めにする。

「涙、やるんなら早くやれ!」

「せっかちな人……」
以下略



977:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/07(月) 18:04:26.02 ID:hlIYQLnr0
お疲れ様でした。

次回の更新に続かせて頂きます。

ツイッターやスレ等で沢山のご感想、ありがとうございます!!
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