過去ログ - 鑢七実「ここは………どこかしら?」布束砥信「学園都市よ」
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2013/02/04(月) 01:01:04.63 ID:ouorT+Ut0
夜だった。
あの時は月明りが眩しい夜だった。
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2013/02/04(月) 01:03:11.26 ID:ouorT+Ut0
声が、聞こえる。甲高い声だった。それでも自分とは違って落ち着いた大人の声。
『そこでだ。絹旗の代わりに、私が責任を持つと言うのはどうだろうか?』
以下略
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2013/02/04(月) 01:04:43.49 ID:ouorT+Ut0
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奇蹟が起こった。
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2013/02/04(月) 01:06:03.32 ID:ouorT+Ut0
“彼らは誰一人と鑢七実に賭けていない”。だから七実の優勝する確率を1%でも下げようと、絹旗の勝率1%に全てを賭けた。ベットのは金でも土地でもない。絹旗自身の命。
絹旗が敗けても、元より死ぬ運命だった小娘一人。その命は一円玉よりも軽い。
以下略
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2013/02/04(月) 01:07:35.39 ID:ouorT+Ut0
「や、めろ。やめろ絹旗。死ぬな、死ぬなよ!?」
とがめは叫ぶ。七花も叫ぶ。滝壺もフレンダも。
以下略
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2013/02/04(月) 01:08:58.43 ID:ouorT+Ut0
「私が今日学ぶべき超教訓は『初心忘れるべからず』。『過去に向き合い、それに打ち勝つべし』。『何事にも手を抜かず、覚悟を持つべし』……です」
「それと、『七花には二度と変な気を起こすべからず』です。これは最重要項目ですので、気を付ける事ですね」
「それはどうでしょうか」
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2013/02/04(月) 01:14:05.46 ID:ouorT+Ut0
(もしかしたらこの子……本当に…………)
少し未来の事を想像してみると、ふっと吹き出しそうになった。
以下略
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2013/02/04(月) 01:17:45.22 ID:ouorT+Ut0
その糸は、絹旗の右手と繋がっていた。
「糸? ええ、確かに私は糸を使う人間ではありませんし、そんな某マンガに登場する執事みたいにゾンビを細切れにするみたいな超器用な芸当はできませんし、そんな設定はありません。ですが、『糸を手に入れる場面』は確かにありましたよ?」
以下略
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2013/02/04(月) 01:20:25.78 ID:ouorT+Ut0
ただ強くなりたい。強くなりたい。ただそれだけの理由だ。
普通なら『野蛮』と切り捨てられる理由かもしれない。だが、絹旗は“弱い”、か弱い少女に過ぎない。心も体も、ただ人より強いだけで、本当の意味で強い者からするとガラスの様に脆い。
それを知ったから、知っていたから絹旗は地上最強最悪最凶の鑢七実に挑むのか。
以下略
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2013/02/04(月) 01:22:24.29 ID:ouorT+Ut0
七実は病弱な人間だ。それが唯一無二の弱点……。だが、それを補う能力は見稽古の効果で無数、いや、学園都市の超能力を幾つか習得しているから無限大にある。
兎に角、ただ単純に時間を稼いで体力がなくなるのを待つのは無駄。
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