過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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10:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/20(火) 01:01:36.22 ID:WAbTKaZT0
絆から視線をそらして、彼女は呟くように言った。

「……それもあります。ご存知だったんですね……」

「戦闘でお前のエネルギーを発射したが、
以下略



11:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/20(火) 01:02:30.25 ID:WAbTKaZT0
「お前の中に死星獣と同じ血……かどうかは
分からないが、それが流れているとして、
だからどうした? 
そんなことで、お前を俺が嫌いになると思うのか」

以下略



12:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/20(火) 01:03:41.87 ID:WAbTKaZT0
「…………」

絆は少し沈黙した後、霧に向かって言った。

「霧、俺は思うんだ」
以下略



13:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/20(火) 01:04:22.82 ID:WAbTKaZT0
「力を持っているからって化け物か
どうかが決まるんじゃないよ。問題なのは、
その力を何のために使ったかじゃないか? 
お前は、俺を守ってくれた。俺はお前に感謝してる。
少なくとも……この世界中の皆が、お前のことを化け物だと
以下略



14:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/20(火) 01:06:34.31 ID:WAbTKaZT0
「……言ったろ? 俺はお前のことは、
大好きだって。嘘はないよ。
俺が口に出すことに、嘘はない」

繰り返して、絆は続けた。
以下略



15:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/20(火) 01:07:21.32 ID:WAbTKaZT0
「もう……一つだけ……」

霧は眠気と戦っているのか、
ゆっくりとした口調で続けた。

以下略



16:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/20(火) 01:08:48.70 ID:WAbTKaZT0
確かにブラックボックスは多いが、
操縦しているのはバーリェと自分だ。

危険なのは、日に日に凶悪さを増している
死星獣の方ではないのか?
以下略



17:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/20(火) 01:09:45.11 ID:WAbTKaZT0
そしてその次は。

その更に次は。

俺は、いつまでこの子達を殺せばいい?
以下略



18:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/20(火) 01:10:41.44 ID:WAbTKaZT0
リモコンを隣のソファーに放り投げ、
だらしなく横になる。

足が痛い。

以下略



19:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/20(火) 01:11:27.59 ID:WAbTKaZT0
いや……思い切っても。

ひょっとしたら、楽な未来なんて
どこにもないのかもしれない。

以下略



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