過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
↓
1-
覧
板
20
20
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:12:12.71 ID:WAbTKaZT0
そう考えるより先に、絆の目に記者会見のような
演説台に両肘を突いて、
組んだ指先を顔の前に持ってきている絃の姿が映った。
隣には、やはり不鮮明な映像だが桜の姿が映っている。
以下略
21
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:13:10.63 ID:WAbTKaZT0
『…………我らが新世界連合は、
愚かにも虐殺を始めた軍を、本日二十二○三十に、
第一の目標とすることに決めた。
闇雲にスラムを攻撃している軍。
貴様らの行動は愚の骨頂であり、侮蔑に値する。
以下略
22
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:14:09.17 ID:WAbTKaZT0
『ついては、現在攻撃が行われている
アルカンスト地方に死星獣を送り込むことが決定された。
これは可決された事項であり、人間諸君、および愚かなる軍、
エフェッサー諸君が異議を唱えることが出来る範囲外のことである。
攻撃をしている者、攻撃を受けている者、生きている者、
以下略
23
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:15:04.39 ID:WAbTKaZT0
絃が投影した映像には、格納庫のような場所で、
今まさに「立ち上がろう」としている、
三体のヒトガタ死星獣
―命が殺したモノと同じモノ―が映し出されていた。
以下略
24
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:15:49.98 ID:WAbTKaZT0
ドン、と周囲の人間達が足を踏み鳴らし、
右手を天に向かって掲げた。
『我らの新世界のために』
以下略
25
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:16:44.82 ID:WAbTKaZT0
カメラを向けられた死星獣が、
唾のようなものを吐いた。
それがカメラの方に飛んできて……。
以下略
26
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:17:29.69 ID:WAbTKaZT0
軍の戦車や戦闘機が、それと見て分かるほど
迅速に撤退を始めるのが見える。
しかし。
以下略
27
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:18:07.18 ID:WAbTKaZT0
もくもくと土煙が晴れて、
真っ暗な「何もない」空間が映し出される。
すり鉢型に地面が抉れていることは分かるが、
以下略
28
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:18:59.02 ID:WAbTKaZT0
そして……絃が。
あの男は敵だ。
……俺達。
以下略
29
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:19:55.31 ID:WAbTKaZT0
「……絆です」
ボタンを押して応答すると、
渚の上ずった声が飛び込んできた。
以下略
30
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:20:29.34 ID:WAbTKaZT0
絆はそして、床に携帯電話も取り落とした。
震える手を握り、息を整える。
……あいつは敵だ。
以下略
777Res/2030 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1332172020/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice