過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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13
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:04:22.82 ID:WAbTKaZT0
「力を持っているからって化け物か
どうかが決まるんじゃないよ。問題なのは、
その力を何のために使ったかじゃないか?
お前は、俺を守ってくれた。俺はお前に感謝してる。
少なくとも……この世界中の皆が、お前のことを化け物だと
以下略
14
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:06:34.31 ID:WAbTKaZT0
「……言ったろ? 俺はお前のことは、
大好きだって。嘘はないよ。
俺が口に出すことに、嘘はない」
繰り返して、絆は続けた。
以下略
15
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:07:21.32 ID:WAbTKaZT0
「もう……一つだけ……」
霧は眠気と戦っているのか、
ゆっくりとした口調で続けた。
以下略
16
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:08:48.70 ID:WAbTKaZT0
確かにブラックボックスは多いが、
操縦しているのはバーリェと自分だ。
危険なのは、日に日に凶悪さを増している
死星獣の方ではないのか?
以下略
17
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:09:45.11 ID:WAbTKaZT0
そしてその次は。
その更に次は。
俺は、いつまでこの子達を殺せばいい?
以下略
18
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:10:41.44 ID:WAbTKaZT0
リモコンを隣のソファーに放り投げ、
だらしなく横になる。
足が痛い。
以下略
19
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:11:27.59 ID:WAbTKaZT0
いや……思い切っても。
ひょっとしたら、楽な未来なんて
どこにもないのかもしれない。
以下略
20
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:12:12.71 ID:WAbTKaZT0
そう考えるより先に、絆の目に記者会見のような
演説台に両肘を突いて、
組んだ指先を顔の前に持ってきている絃の姿が映った。
隣には、やはり不鮮明な映像だが桜の姿が映っている。
以下略
21
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:13:10.63 ID:WAbTKaZT0
『…………我らが新世界連合は、
愚かにも虐殺を始めた軍を、本日二十二○三十に、
第一の目標とすることに決めた。
闇雲にスラムを攻撃している軍。
貴様らの行動は愚の骨頂であり、侮蔑に値する。
以下略
22
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:14:09.17 ID:WAbTKaZT0
『ついては、現在攻撃が行われている
アルカンスト地方に死星獣を送り込むことが決定された。
これは可決された事項であり、人間諸君、および愚かなる軍、
エフェッサー諸君が異議を唱えることが出来る範囲外のことである。
攻撃をしている者、攻撃を受けている者、生きている者、
以下略
23
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/20(火) 01:15:04.39 ID:WAbTKaZT0
絃が投影した映像には、格納庫のような場所で、
今まさに「立ち上がろう」としている、
三体のヒトガタ死星獣
―命が殺したモノと同じモノ―が映し出されていた。
以下略
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