過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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394:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/05(木) 19:22:37.25 ID:XF4r8r6f0
一瞬後、何拍か置いて凄まじい爆発が
周囲を揺るがした。

バーリェ三人が悲鳴を上げてシートにしがみつく。

以下略



395:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/05(木) 19:23:16.02 ID:XF4r8r6f0
ガレキが更に死星獣のブラックホール粒子で
塵になり、それがどこまでも広がる砂原を作り上げている。

「て……敵の戦力がおよそ半減! 
包囲網が引いていきます!」
以下略



396:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/05(木) 19:24:15.94 ID:XF4r8r6f0
カメラアイを光らせながら、
それは六枚の翼を翻して下がり始めた。

……間違いない。

以下略



397:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/05(木) 19:25:00.48 ID:XF4r8r6f0
しかし、間に合ってどうするというのだろう。

飛行している新型の死星獣百数体を相手に、
これだけの戦力で戦えるのだろうか。

以下略



398:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/05(木) 19:25:46.98 ID:XF4r8r6f0
『構わない。時間を少しでも稼ぎたい。やりたまえ』

絆の通信を聞いていた駈が口を挟んだ。

渚は少しの間迷っていたが、
以下略



399:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/05(木) 19:26:21.49 ID:XF4r8r6f0
聞こえている。

その事実に唾を飲んで、絆は鉄のような声で言った。

「諸君らの行動で、沢山の命が亡くなった。
以下略



400:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/05(木) 19:27:12.01 ID:XF4r8r6f0
……やはり絃は出てきている。

まず間違いなく、あれに乗っているのが、彼だ。

直感でそう感じたが、彼が操縦桿を
以下略



401:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/05(木) 19:27:48.27 ID:XF4r8r6f0
「……どうしてだ! 何があんたをそこまで変えた!」

絆が声を張り上げる。

絃は一瞬押し黙ったが、やがて静かな声でそれに返した。
以下略



402:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/05(木) 19:30:21.73 ID:XF4r8r6f0
『既に犀は投げられている! 
生き残るか、もしくは「死」か、目は二つしかない。
覚悟を決めよ! 立ち向かって来い! 
最後の抵抗はどうした? 命乞いはどうした? 
泣きながら乞う惨めな姿を映せ、愚者共よ!』
以下略



403:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/05(木) 19:31:04.97 ID:XF4r8r6f0
「強力な重力子指数です! 
磁場拡大! 通信が遮断されます!」

渚が叫ぶ。

以下略



404:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/05(木) 19:31:46.29 ID:XF4r8r6f0
「みんな死んでいくよ。
大切だと思っていたものが全部なくなっていくよ。
目の前で……! 俺の、この目の前で! 
何もかもが全部崩れていく! 
それは他でもない、あんたの、あんた達のせいだ!」
以下略



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