過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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398
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/05(木) 19:25:46.98 ID:XF4r8r6f0
『構わない。時間を少しでも稼ぎたい。やりたまえ』
絆の通信を聞いていた駈が口を挟んだ。
渚は少しの間迷っていたが、
以下略
399
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/05(木) 19:26:21.49 ID:XF4r8r6f0
聞こえている。
その事実に唾を飲んで、絆は鉄のような声で言った。
「諸君らの行動で、沢山の命が亡くなった。
以下略
400
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/05(木) 19:27:12.01 ID:XF4r8r6f0
……やはり絃は出てきている。
まず間違いなく、あれに乗っているのが、彼だ。
直感でそう感じたが、彼が操縦桿を
以下略
401
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/05(木) 19:27:48.27 ID:XF4r8r6f0
「……どうしてだ! 何があんたをそこまで変えた!」
絆が声を張り上げる。
絃は一瞬押し黙ったが、やがて静かな声でそれに返した。
以下略
402
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/05(木) 19:30:21.73 ID:XF4r8r6f0
『既に犀は投げられている!
生き残るか、もしくは「死」か、目は二つしかない。
覚悟を決めよ! 立ち向かって来い!
最後の抵抗はどうした? 命乞いはどうした?
泣きながら乞う惨めな姿を映せ、愚者共よ!』
以下略
403
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/05(木) 19:31:04.97 ID:XF4r8r6f0
「強力な重力子指数です!
磁場拡大! 通信が遮断されます!」
渚が叫ぶ。
以下略
404
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/05(木) 19:31:46.29 ID:XF4r8r6f0
「みんな死んでいくよ。
大切だと思っていたものが全部なくなっていくよ。
目の前で……! 俺の、この目の前で!
何もかもが全部崩れていく!
それは他でもない、あんたの、あんた達のせいだ!」
以下略
405
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/05(木) 19:32:21.65 ID:XF4r8r6f0
スペースシャトルの発射を思わせる動きで、
鈍重な機械人形が宙に浮く。
次の瞬間、格納庫の屋根を突き破って、
大恒王の巨大な姿が空を舞った。
以下略
406
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/05(木) 19:33:01.83 ID:XF4r8r6f0
霧の操縦で、大恒王が右腕を突き出した。
腕の装甲が何段階かに分かれて次々に開き、
灰色のエネルギーを噴出させ始める。
以下略
407
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/05(木) 19:33:43.32 ID:XF4r8r6f0
渚が悲鳴を上げてシートにしがみつく。
そうでなくても不気味な浮遊感が
体を襲っているのだ。
以下略
408
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/05(木) 19:35:05.77 ID:XF4r8r6f0
お疲れ様でした。
次回の更新に続かせていただきます。
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