過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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497:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/11(水) 18:21:54.57 ID:MxHNRHcq0
ただ、守りたかっただけなんだ。

ただ、お前達と一緒に暮らしたかっただけなんだ。

でも、それは。
以下略



498:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/11(水) 18:22:35.07 ID:MxHNRHcq0
だからもう、苦しい思いはしなくていいんだよ。

もうお前達のように、
つらい思いをする子はいないんだ。

以下略



499:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/11(水) 18:23:16.76 ID:MxHNRHcq0


車椅子に乗せられた絆が、
渚に押してもらいながら病室に入る。

以下略



500:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/11(水) 18:23:59.51 ID:MxHNRHcq0
「言葉は分かるか? 
ここはどこだか、理解できているか?」

「勿論です、絆特務官様。私はT325番です。
以前の記憶は、S678番より継承しております。
以下略



501:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/11(水) 18:24:32.50 ID:MxHNRHcq0
「圭は、何も間違ったことはしていない。
お前も自然体でいい……これからお前のことを、
『純(じゅん)』と呼ぼう。問題はないな?」

「それがご命令ならば、そういたしましょう。
以下略



502:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/11(水) 18:25:12.35 ID:MxHNRHcq0
繰り返した絆に、ハッとして渚は
懐に挟んでいた資料を渡した。

それに目を通している彼を見て、駈が口を開く。

以下略



503:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/11(水) 18:26:05.73 ID:MxHNRHcq0
「七○一型AAD、つまり陽月王と
同じタイプには凍結はかかっていない。
全ての武装を積み込み、フルチューニングした
君達専用の機体をロールアウトした。
大恒王からしてみればスペックは落ちるが、
以下略



504:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/11(水) 18:26:43.34 ID:MxHNRHcq0
「…………」

「答えろ」

鉄のような声を発した絆に、
以下略



505:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/11(水) 18:27:20.74 ID:MxHNRHcq0
「どういうことだ?」

「元々AADは、『多数』の死星獣を
駆逐するために開発された代物だ
……私の口からはそれ以上のことは言えない」
以下略



506:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/11(水) 18:27:54.61 ID:MxHNRHcq0
そして息をついてから絆を見る。

「一度にそんなに多量に質問をされても
答えられんな。整理して話すことはできないのか?」

以下略



507:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/11(水) 18:28:30.84 ID:MxHNRHcq0
「死星獣が、『人造』の生命体だって……?」

「私も詳しいことは知らん。
ただ言えることは、あれは新世界連合が
『ロストテクノロジー』と呼ぶ、
以下略



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