過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
↓
1-
覧
板
20
566
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/16(月) 19:39:07.38 ID://P1Hl+o0
霧が、いつか言いかけていた言葉そのままだった。
あの時彼女は、睡眠薬による眠気に
負けて眠ってしまったが、確かにそう言った。
以下略
567
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/16(月) 19:39:43.62 ID://P1Hl+o0
「……『私以外を乗せれば、死にます』と
はっきり言われましたわ」
――おそらく、霧のように自己顕示欲が
強いバーリェなのだろう。
以下略
568
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/16(月) 19:40:19.13 ID://P1Hl+o0
表情を落としたまま、椿はそう言って席を立った。
「そろそろ戻りませんと。お時間をとらせてしまい、
申し訳ありませんでした」
以下略
569
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/16(月) 19:40:55.94 ID://P1Hl+o0
彼女の姿が通路の向こう側に消える。
……まだトレーナーになりたての頃の、
自分にそっくりだ。
以下略
570
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/16(月) 19:47:52.46 ID://P1Hl+o0
「私達は死ぬことに恐怖を感じません。
原則として、そういった風に調整されています」
「そんなことはない。雪だって、霧だって、
今は死にたくないと思ってる筈だ」
以下略
571
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/16(月) 19:48:36.62 ID://P1Hl+o0
「…………」
「それでも尚、あなたは私にも『生きろ』と
ご命令をされますか?」
以下略
572
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/16(月) 19:49:20.05 ID://P1Hl+o0
「自覚してるさ。その上で、
俺はお前に命令しているんだ」
「その命令は拒否いたします。
あなたに、私たちを理解することはできません!」
以下略
573
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/16(月) 19:50:03.17 ID://P1Hl+o0
絆がそう言った時だった。
不意に、飛空艇内にけたたましい音の
サイレンが鳴り響いた。
以下略
574
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/16(月) 19:50:46.61 ID://P1Hl+o0
「駄目だ」
しかしそれを打ち消して、
絆は傍らの渚に掴まりながら立ちあがった。
以下略
575
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/16(月) 19:52:15.38 ID://P1Hl+o0
お疲れ様でした。
次回の更新に続かせていただきます。
ツイッターやスレを通して沢山のご感想、
以下略
777Res/566575 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1332172020/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice