過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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735
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:37:32.70 ID:pjq4rUFZ0
彼の近くにいた新世界連合の一人が、
小銃の引き金を引いた。
連続した射撃音が響き渡り、
雪の小さな体が跳ねた。
以下略
736
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:38:12.44 ID:pjq4rUFZ0
「絆……」
雪は微笑んで、そしてかすれた声で続けた。
「……私、ちゃんと絆を助けられた……?」
以下略
737
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:38:42.35 ID:pjq4rUFZ0
金属音がした。
周囲の新世界連合の人間達が、
無言で銃をコッキングして絆に向けていた。
以下略
738
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:39:13.89 ID:pjq4rUFZ0
雪は呟くようにそう言うと、
段々と体温がなくなっていく
体を無理矢理に動かした。
新世界連合の人間達が、
以下略
739
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:39:55.22 ID:pjq4rUFZ0
「今迄、一緒にいられて嬉しかった
……私は、あなたに会えて……
本当に良かった。
あなたに好きになってもらえて、
本当に良かった……」
以下略
740
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:40:30.94 ID:pjq4rUFZ0
「絆あああ!」
手近な死星獣が戦劫王の姿に変化し、
乗り込んだ絃と二体のバーリェが、操縦桿を握る。
以下略
741
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:41:09.37 ID:pjq4rUFZ0
「私達は変えてみせる、変わってみせる!
だからあなたの言う新世界も、
理想郷も、私達には必要ない!
私達は、ただ生きていたかっただけなのに!
ただ好きな人と一緒に、生きていたかっただけなのに!」
以下略
742
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:41:46.34 ID:pjq4rUFZ0
二体のバーリェが、操縦桿を握りこんで
歯を強く噛んでいる。
その後ろ姿を見て、絃はハッとして、
小さく呟いた。
以下略
743
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:42:15.91 ID:pjq4rUFZ0
「天使一号と共に消えなさい!」
「ブルフェンヲ使用シマス」
AIの声が大恒王の中から響く。
以下略
744
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:42:51.06 ID:pjq4rUFZ0
異形のAADはしばらく歪む空間に
抵抗していたが、
やがて渦に巻き込まれて小さく
圧縮され潰れ始めた。
以下略
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