過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
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460
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◆ySV3bQLdI.
[sage saga]
2012/07/23(月) 02:52:18.42 ID:bSGNlsgYo
全然進んでないですが、ここまで
もう少しあるので、完成したら明日にでも
>>456
ありがとうございます!
以下略
461
:
◆ySV3bQLdI.
[saga]
2012/07/26(木) 03:03:31.86 ID:EBKYw+nEo
*
マミはテーブル上のキュゥべえと向かい合い、問答を繰り返した。
時に憤り、時に怯え、時に悲しみ、それでも涙は見せなかった。
以下略
462
:
◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2012/07/26(木) 03:05:23.72 ID:EBKYw+nEo
「そうよね、あなたのことだもの。その可能性を考えないはずがない。
それでも話したのだから、何か勝算があるんでしょう?」
「勝算なんて何もないよ。僕は君たちに嘘はつかない。訊かれたら答える。
以下略
463
:
◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2012/07/26(木) 03:08:38.47 ID:EBKYw+nEo
――何を考えているのかしら、私……。まだ魔法少女でもない鹿目さんを殺すだなんて……。
不吉なイメージを頭を振って払うマミ。一瞬でも想像した自分が恐ろしくなる。
勿論、そんな気はさらさらない。
以下略
464
:
◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2012/07/26(木) 03:10:15.43 ID:EBKYw+nEo
だからこそ、マミはキュゥべえに言い返せなかった。事実、選択の余地はなかった。
自分には彼を糾弾する資格がない。それ故に悔しく、それ故に歯噛みしながら黙るしかなかった。
せめてもの反抗に、
以下略
465
:
◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2012/07/26(木) 03:13:51.03 ID:EBKYw+nEo
その瞬間の怒り、悲しみ、苦しみは、誰より深く共感できる。
今まさに、マミは同じ苦痛を受けている。
ソウルジェムが黒く染まりきる時、救ってきた人たちを、
以下略
466
:
◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2012/07/26(木) 03:16:13.94 ID:EBKYw+nEo
「……本気かい? そんなことをすればどんな騒ぎになるか、わからない君じゃないはずだ」
「黙って……!」
以下略
467
:
◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2012/07/26(木) 03:18:22.18 ID:EBKYw+nEo
キュゥべえは窓からベランダに出て、どこかに消えていった。
だらんと垂れ下がったマミの手から零れた銃が、床に乾いた音を立てて転がる。
にも関わらず、マミはキュゥべえが出て行った窓を虚ろに眺めていた。
以下略
468
:
◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2012/07/26(木) 03:19:47.93 ID:EBKYw+nEo
「ぁあああああああああ――!!」
以下略
469
:
◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2012/07/26(木) 03:23:38.01 ID:EBKYw+nEo
*
独り席で呆けていたマミは、頬を伝う感触で我に返る。さっと目元を拭うと、指は濡れていた。
思い出してまた自然と泣いていたのか。周囲を見回すが、幸い誰にも見られていなかったらしい。
以下略
470
:
◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2012/07/26(木) 03:25:15.37 ID:EBKYw+nEo
ここまで。次は出来れば日曜ですが、たぶん来週
今回、冗長かとも思いましたが、念入りにしたかったので
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