過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
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487: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/08/07(火) 02:43:23.66 ID:fZ6/9zuSo

 不満と言えば不満だった。
 たった一時間かそこらで、マミは自分たちより深く命を信用したかもしれない。
それが何となく面白くない。

以下略



488: ◆ySV3bQLdI.[sage saga]
2012/08/07(火) 02:44:40.86 ID:fZ6/9zuSo

 チラリと見ると、命は両手を合わせて熱心に謝っている。
 さやかは暫くして顔を上げ、カップの紅茶を啜ると息をついた。
命の持つ穏やかな雰囲気、茶目っ気のある仕草に毒を抜かれてしまった。
まぁ、まどかなら余計なことは喋っていないだろう。主に、さやかの彼への気持ちとか。
以下略



489: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/08/07(火) 02:47:53.82 ID:fZ6/9zuSo

「これ、美樹さんにあげようと思ってたの」

「これ……楽譜?」

以下略



490: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/08/07(火) 02:49:12.32 ID:fZ6/9zuSo

「その人は今……?」

 恐る恐る、尋ねた。
 本当は聞きたくなかった。それでも、自分と彼の未来を暗示しているかもしれない。
以下略



491: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/08/07(火) 02:50:59.86 ID:fZ6/9zuSo

 一瞬、さやかは震えた。
 じわり、と温かいものが心の底から込み上げてくる。
 感動と感謝の波が、冷静な思考を押し流す。
 感極まったさやかは薄らと涙すら浮かべて、 
以下略



492: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/08/07(火) 02:52:47.28 ID:fZ6/9zuSo

「マミちゃん、遅いわね」

「あ、はい。そうですね。そういえば、あたしまだマミさんから番号聞いてなくって。
夕木さんは?」
以下略



493: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/08/07(火) 02:55:48.95 ID:fZ6/9zuSo

 食後、紅茶で口の中を洗いながら空を見上げた。
 昼間は快晴だったのに、今は黒い雲で覆い尽くされている。

「一雨来るかもしれないわね……」
以下略



494: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/08/07(火) 02:57:36.36 ID:fZ6/9zuSo

「そうね……」

 命は言いながら、さやかに左手を伸ばす。
 さやかは本能的に危機を感じ、手を引っ込めようとするが、できなかった。
以下略



495: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/08/07(火) 02:59:06.99 ID:fZ6/9zuSo
ここまで。次も日曜に間に合えばいいですが
どこかで見た話になりましたが、陰我の質?がもう少し違ってもいいんでしょうか
ともあれ今回で正体も名前の元ネタもわかるかと
ホラーの背景も掘り下げたいと思うのですが、二話からもっと丁寧に伏線とか張れた気がします
次からは気を付けます


496:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/08/07(火) 03:05:22.92 ID:7Cv/2Wjl0
げぇ!!こいつフレイザードか!!
正式名忘れたけど
というか案の定ホラーですか……マミさん……森本レオの二の舞とかにならんといいが……


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