過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
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893: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/12/18(火) 03:32:07.76 ID:r6v7avV+o

 放たれた瞬間に、これまでと違うことをゼロは察する。
 曲線を描いて飛ぶ二つの弾は、杏子を囲み、円の中に閉じ込めた。
 まんまと杏子が罠に掛かった事実に、ゼロにも少なからず動揺が走る。

以下略



894: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/12/18(火) 03:35:38.34 ID:r6v7avV+o

 目の前の怪物から気を逸らさず、
それでいて杏子にも注意して戦いを続けること数秒――。
  
 杏子と視線がぶつかった。
以下略



895: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/12/18(火) 03:40:34.33 ID:r6v7avV+o

 つい昨日、彼女を挑発するのに使った台詞だが、
零は決して杏子を侮ったり見下して言ったのではない。
 むしろ、好感すら抱いていた。
 その野良犬のような眼光こそ、彼女に興味を持った理由なのだから。
以下略



896: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/12/18(火) 03:42:09.11 ID:r6v7avV+o
もうちょっといきたかったですがここまで
続きは明日か明後日



897:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/18(火) 12:09:27.45 ID:lhvbQYnAO
はやく♪はやく♪♪



898: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/12/20(木) 03:05:48.02 ID:P2uWvMw9o

 双剣がモロクの両腕と激突、火花を散らす。
 ゼロは杏子を横目で気にしながらも、もう心配はしていなかった。
彼女を助け出す確かな手立てがあった訳でも、逆転の秘策に気付いてもいない。

以下略



899: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/12/20(木) 03:08:37.31 ID:P2uWvMw9o

 今、槍を振り被って放たんとする姿は、さながら戦乙女。
 雄々しくも美しい。
 小娘だと侮っていると、こちらに槍が飛んでくる。

以下略



900: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/12/20(木) 03:12:00.82 ID:P2uWvMw9o

 手のひらを魔戒剣が貫いたように、柔らかい部分は刃も通る。
 モロクは弱点を避け、器用に双剣をさばいていたのだが。
 打ち合っているうちにゼロは既に癖を見抜き、後は機を見て対応するだけだった。
 そして今が、そのチャンス。
以下略



901: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/12/20(木) 03:16:30.67 ID:P2uWvMw9o

 ゼロは冷静に両者を眺めている。
 ただ一人、彼だけはこうなることを予測していた。
 昨日、杏子と話した実験。魔法少女の力がホラーに通用するかどうか。

以下略



902: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/12/20(木) 03:18:15.52 ID:P2uWvMw9o

「さてと……終わったぜ、あんこちゃん」

 静寂を取り戻した廃ビル内に残ったのは、零を除いて一人。
 協力者にして今回の功労者、もしかすると二戦目の対戦者になる少女。
以下略



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