過去ログ - まどか「誰かが求めた幸福」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 04:31:12.09 ID:2GPEYJFx0
※注意※
このSSは、短めのまどマギSSです。
なお……
・ご都合主義
・こまけぇこたぁいいんだよ!
・キャラちょっとだけ崩壊
が含まれております。
特にご都合主義が多分ですので、苦手な人はブラウザバックを推奨。


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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 04:32:12.15 ID:2GPEYJFx0
マミ「パパ? ママ? 返事……して? うっ……」

マミ「(体が……痛い。体に、ガラスが刺さってる。血も流れてる。……そうか、私の車、事故にあったんだ)」

マミ「(声も出ない……痛い。煙が濃くなってきて、どんどん意識が……。誰か……)」
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 04:33:05.36 ID:2GPEYJFx0
およそ十分ほどで、私たちの元に救急車がやってきた。

私は出血多量ながらも一命を取り留め、しばらくしてから無事に退院した。

けれど、パパは即死だった。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 04:37:44.36 ID:2GPEYJFx0
今日もまた、お父さんと私たちの前を、たくさんの人が通り過ぎていく。

浴びせられる、疑念、卑下、拒絶の視線。

傍から見れば、疑わしい集団を作り上げようとする変人。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 04:45:25.16 ID:2GPEYJFx0
杏子父「時計の秒針が時を刻むたび、世界では理不尽な死を迎える人々が多数います! 平穏な日本で生きる皆様方! 私達の日々もたらされる幸福を、少しでも、そういった方々に分けようではありませんか!」

杏子「(……言っていることは正しいのに、なんでみんなは聞かず、そっぽを向くばかりなのだろう)」

杏子父「行動するかしないかは貴方方次第です! ですが、行動する後悔と、行動しない後悔は訳が違うと私は思います! 皆様、今日から行動しましょう!」
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 04:51:35.03 ID:2GPEYJFx0
初めて、お父さんの話を聞いてもらえた。

そのことが、私にはとても、それはそれは、とても嬉しかった。

その後も、お父さんが路上で話しているたびに、あのお姉さんは姿を表し、千円をくれた。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 05:35:33.84 ID:2GPEYJFx0
杏子「そ、その……初めまして! 佐倉杏子です! よろしくお願いします!」ガチガチ

モモ「さ、佐倉、モモ、です。よろしきゅ、よろしく、お願いします」

マミ「そこまで硬くならなくてもいいのよ? 巴マミです。よろしく」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 05:38:40.76 ID:2GPEYJFx0
マミ姉の家での生活は、まさに幸福とも言えるべきものだった。

最初はお姉さんと呼ぶことに結構抵抗はあったが、マミ姉は本当に頼れるお姉さんだったので、今では違和感なくそう呼んでいる。

こういった温かくて、充実した生活は、お母さんやお父さんとも送りたかったけど……でも、向こうで二人とも、喜んでくれている気がするんだ。
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 05:40:25.53 ID:2GPEYJFx0
幼なじみの恭介とは、よく他愛のない会話をしたものだ。

昨日のテレビはどうだ、とか、今度のコンクールはどう望む、とか……。

けれど、その日常は……壊れた。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 06:20:59.46 ID:2GPEYJFx0
お姉さん「ねえ、上条君」

上条「はい」

お姉さん「話は大体分かった。……けれど、君は大事なことをね、二つ、見失っているよ」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 06:24:02.38 ID:2GPEYJFx0
希望に満ち溢れていた。

みんながお父さまに憧れ、私に憧れた。

幸福だった。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 06:25:13.99 ID:2GPEYJFx0
???「お姉ちゃん、大丈夫? 風邪、ひいてるの?」ピタッ

織莉子「……子供?」

ゆま「子供じゃなくて、ゆま。……熱がある」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 06:34:23.49 ID:2GPEYJFx0
キリカ「いきなりゆまが織莉子さんの家に入って、びっくりして追いかけたら……まったく、偶然に感謝だね」

ゆま「お姉ちゃん、大丈夫?」

織莉子「……優しいのね、貴方達」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 06:46:05.32 ID:2GPEYJFx0
キリカ「……熱は下がったみたいだな。雑炊、食えるか?」

織莉子「ええ……ごめんなさい、私のために」

ゆま「人と人は、助け合う生き物だって、テレビが言ってた」
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 06:46:51.27 ID:2GPEYJFx0
和子「それでは、今日は転校生を紹介します! 暁美さん、どうぞ」

ガララ……

トテトテトテ……
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 06:52:05.30 ID:2GPEYJFx0
モブA「暁美さんって、髪綺麗だよね。シャンプーは何使ってるの?」

モブB「前の学校ってどうだったの?」

モブC「長い間入院してたって聞いたけど、なんで?」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 06:56:56.96 ID:2GPEYJFx0
さやか「そうそう、自己紹介しなきゃね。私は美樹さやか」

杏子「佐倉杏子だ。まぁ、まずはリラックスが大事さ。食うかい?」っロッキー

さやか「だーかーら! 学校にお菓子持ってくるなっつの! またマミさんに怒られるぞぉ?」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 06:59:55.76 ID:2GPEYJFx0
織莉子「私は美国織莉子と申します。私も最近転校してきた身ですから、お互い仲良くしていきましょう」

ほむら「あ、はい、ありがとうございます」

杏子「よっし! だったら、今日の放課後はほむらの歓迎パーティだな! お菓子をたんまり準備してやるぜ!」
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 07:03:49.66 ID:2GPEYJFx0
マミ「噂の転校生を見に来たの。私は巴マミ、よろしくね」

ほむら「先輩、ですか?」

マミ「ええ、三年生よ。……それに、私も久しぶりに手作りケーキをふるまえるし、丁度いいと思うけど」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 07:04:24.76 ID:2GPEYJFx0
キリカ「問題なし! 何故かって、私が勝手に友達として認定したからな!」

杏子「それに、マミ姉のケーキは天下一品だぜ? 食って損はない!」

さやか「もうちょっとほむらは積極的になってもいいと思うよ? そ・れ・に、あなたはいい子だってわかっちゃうんだよね!」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/28(水) 07:05:29.36 ID:2GPEYJFx0
???「……見て、QB。みんな、嬉しそうな笑顔でしょ? これを見てると、こっちも幸せになってこない?」

QB「あいにく、そういった感情を持ち合わせないからね。……まぁ、順調にエネルギーは回収できてるから、こういった感情を幸福っていうのかな?」

???「それはちょっと違うかな? まぁ、ゆっくり見ていけば、いつかわかると思うから」
以下略



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