過去ログ - 裡沙「もう、隠しヒロインだなんて言わせないもん!」
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37:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:15:59.29 ID:SoTCbUQ50
裡沙「……そして、まだ私の罪はある。……私の、最初の罪」

純一(最初? つまり、きっかけみたいなものなのか?)

裡沙「……二年前のクリスマス。丘の上公園で、あなたは彼女のことを待った」
以下略



38:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:18:30.06 ID:SoTCbUQ50
裡沙「全部真実なの! 信じて! 私も、その女子のグループに誘われて……知った時、私、すごく怒った。あなたの純粋な気持ちを踏みにじるなんて、許せなかった! だから、あなたを守ろうとして……けれど、結果的に、あなたはトラウマを抱えることになった。私の、せいで……」

純一「……」

裡沙「……そして、この時から、私は考えた。『あなたを守ろう』って。もう、あなたをあんなめに合わせないようにしようって……だから、あなたから幾多の女子を遠ざけた」
以下略



39:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:22:53.69 ID:SoTCbUQ50
純一「待ってくれ!!」

ガシッ!

裡沙「あ……」
以下略



40:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:30:38.58 ID:SoTCbUQ50
純一「……でも、少しだけ君は道を間違えたことは確かだよ」

裡沙「……」

純一「だったらさ。僕は、それもすべて、受け入れるよ!」
以下略



41:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:32:33.71 ID:SoTCbUQ50
純一「こうやって、髪をほどくと……」

ぱさっ

裡沙「あ……」
以下略



42:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:34:25.26 ID:SoTCbUQ50
その後は、お互いに『好き』と言う気持ちを、これでもかとぶちまけた後に帰路についた。

一時はどうなるかと思ったけど、これでやっと、スタート地点に足をそろえることができたんだ。

今まで彼女がやってきたことは、確かにほめられたものではない。
以下略



43:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:34:59.21 ID:SoTCbUQ50
純一「……僕の腕って、そんなに寝心地がいい?」

裡沙「うん……純一の香りがするから安心するんだ。それに、今日の陽はすごくあたたかい」

純一「そうだね」
以下略



44:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:37:27.44 ID:SoTCbUQ50
――――後日談

裡沙「日曜日に、デートですか?」

純一「うん。実はさっき、梅原から遊園地のチケットをもらったんだ」
以下略



45:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:38:00.90 ID:SoTCbUQ50
【公園】

純一(待ち合わせ時刻の三十分前……うん、やっぱり男として、女の子を待たせることなんてあってはならないからね)

純一「って、もう裡沙、来てたのか……あれ? もしかして、あのベンチで……寝てる?」
以下略



46:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:38:31.94 ID:SoTCbUQ50
【遊園地】

裡沙「遊園地だぁ!」

純一「休日だから、やっぱり人が多いね」
以下略



47:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:41:33.51 ID:SoTCbUQ50
純一「張り切ってコーヒーカップを回し過ぎた……」

裡沙「だ、大丈夫ですか?」

純一「うん、これぐらいでへばっちゃ、男じゃないって。じゃあ、裡沙は次、どこがいい?」
以下略



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