過去ログ - 青子「……」有珠「……ひどい」草十郎「……ごめん」
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83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 13:50:51.50 ID:l6lpwwcP0

「俺はもう彼女たちの敷いた掟を忘れようと思っています……」


 土桔 由里彦が息を呑むのが分かった。
以下略



84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 13:52:38.27 ID:l6lpwwcP0
とりあえず前半部分はここまで
続きは今晩か明日・・・に投下できたらいいなぁ


85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/26(土) 13:56:27.26 ID:oKstA4z6o
早く続きが読みたいな


86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 21:52:06.03 ID:l6lpwwcP0
どこまで更新できるかわかんないけど書きながら続き更新します。
では最初は書きためから投下します


87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 21:53:17.03 ID:l6lpwwcP0

 大乗仏教の思想の核をなすものに、〈偉大な乗物(マハ・ヤーナ)〉という教えがある。
 衆生を迷いの世界から〈彼岸〉に渡してくれる乗物という意味である。
 これに対して、小乗仏教は、〈劣悪な乗物(ヒーナ・ヤーナ)〉と呼ばれている。

以下略



88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 21:57:31.00 ID:l6lpwwcP0


 弟子たちは、応身仏、報身仏、未来仏、過去仏というように、ブッダを抽象的な存在にすることで、
 ブッダは過去から未来にわたって繰り返し現世に現われ衆生を救うと考え、その生物的死を無視して忘れようとした。
 己一人の〈さとり〉が無意味であると考えられるようになったのも、
以下略



89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 22:01:02.80 ID:l6lpwwcP0





以下略



90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 22:01:39.92 ID:l6lpwwcP0

 
 五六億七〇〇〇万年。
 この数字は、弥勒をなにか忌むべき存在と知っていた人たちが、彼の出現を遥か未来に置くことで、
 その関わりを断とうと考えたことからくる数字ではなかったろうか。
以下略



91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 22:07:38.00 ID:l6lpwwcP0

 雨が降っている。
 鳶丸は学校を休んで、三咲町の居酒屋で昼酒を飲んでいる。
 コンクリートの三和土(たたき)に、カウンターだけという安直な居酒屋で、客の大半は学生である。
 コップ一杯の焼酎が130円、つまみは塩辛を盛ったどんぶりが幾つか置いてあるから、各自勝手につまめばいい。
以下略



92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 22:16:08.47 ID:l6lpwwcP0



 鳶丸は有珠のことを考えていた。
 考えてもどうにもならないと分かっているのに、いや、多分それだからこそ、その有珠のことを考えないではいられなかった。
以下略



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