過去ログ - 心理定規「スクールは私が建て直す」
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336:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/03(金) 17:42:10.11 ID:Hyxgfhdm0
雲川「ほう?」

初春「これを」

初春は雲川にメモリデバイスを渡し、雲川はさっそくそれを近くにあったパソコンにつなげて
以下略



337:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/03(金) 17:44:11.41 ID:Hyxgfhdm0
日は沈みかけ、学園都市を覆う空はオレンジ色に染まる。

学園都市の住宅街の中、削板は一人歩いていた。

ここ三日、ほぼやけくその思いで片っ端から人助けをしていた。
以下略



338:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/03(金) 17:50:03.76 ID:Hyxgfhdm0
削板「かつあげがあったと聞いて来たんだが?」

雲川「あぁ、嘘だけど。さっきの学生にちょっと脅しをかけてお前をここに来させるようにしただけだ」

おそらく理事会の力に物を言わせてさきほどの学生を少しばかり調べ上げ、弱みでも握って脅したのだろう。
以下略



339:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/03(金) 17:52:29.63 ID:Hyxgfhdm0
削板「雲川」

雲川「削板、私は責任を持ってスクールを元の形に戻したい。そのためにも私とお前の間にある
   この微妙な空気を晴らしたい」

以下略



340:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/03(金) 17:55:12.34 ID:Hyxgfhdm0
削板「く、はははは!」

腹を抱えて大声で笑う削板に対し、雲川は顔を赤らめる。

雲川「む、笑うやつがあるか」
以下略



341:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/03(金) 18:00:04.76 ID:Hyxgfhdm0
その顔は自然と笑顔になっており、削板は雲川なりに歩み寄ろうとしているのだと理解する。

削板「へ、その根性、気に入ったぜ」

二人は拳を打ち合わせ、一しきり笑いあう。
以下略



342:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/03(金) 18:04:00.11 ID:Hyxgfhdm0
初春「ここですよね」

初春は元特例能力者多重調整技術研究所へと訪れていた。

雲川からもらった情報を元に垣根の企みを予想した結果、それは最悪な答えを見つける形となった。
以下略



343:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/03(金) 18:07:33.30 ID:Hyxgfhdm0
垣根に連れてこられて三日、心理定規は水以外に何も口にしていなかった。

三日の断食などさほど苦でもなかったが、体力は着実に減っていく。

すると、牢が開かれる音が鳴り、下げていた首を上げ、入って来た者を見やる。
以下略



344:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/03(金) 18:12:30.05 ID:Hyxgfhdm0
勝ち誇った笑みで垣根は心理定規を見下す。

垣根「俺のスクールに来る気あるか? 昔の仲間として考えてやらんこともないぞ」

その目には心理定規に対する明らかな中傷の色が出ていた。
以下略



345:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/03(金) 18:16:39.09 ID:Hyxgfhdm0
そして体晶を一つだけ箱からつまみだし、それを無理やり心理定規の口へと放り込み、心理定規の口を押さえる。

垣根「十分に味わえ」

心理定規「ん、んー!」
以下略



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