過去ログ - セイバー「問おう、貴女が私のマスターか?」禁書目録「え?」
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31: ◆ecH57LqR9PZC[saga sage]
2012/06/24(日) 10:58:49.03 ID:xRRwkXia0
「ふぅん、聖杯戦争なんだ、やっぱりこれは」

「ええ、私達はその名目で呼び出された英霊です」

軽く掃除をした部屋で、私とセイバーは向かい合って座っていた。
以下略



32: ◆ecH57LqR9PZC[saga sage]
2012/06/24(日) 10:59:25.83 ID:xRRwkXia0
「ま、マスター、さっきのランサー、英霊の真名を看破したのですか!?」

「え? え? え?」

ガバッと身を乗り出してくるセイバー、綺麗な、とんでもなく整った顔を目の前に突きだされると同性でもドキドキしてしまう。
以下略



33: ◆ecH57LqR9PZC[saga sage]
2012/06/24(日) 11:00:43.75 ID:xRRwkXia0
「あぁ、うん、わかった………………ふぅ、悪かったな」

話し終えて、もとはるは携帯電話をポケットに仕舞い直した。
そして、私には何も言わずにまた壁に寄りかかって立つ。

以下略



34: ◆ecH57LqR9PZC[saga sage]
2012/06/24(日) 11:01:21.53 ID:xRRwkXia0
今すぐ彼を助けに行きたい衝動に駆られた。
こんな訳の解らない戦争に参加しているんじゃなくて、少しでも何かの役に立ちたい。
彼を迎えに行きたい!

「も、もとはる! 私―――」
以下略



35: ◆ecH57LqR9PZC[saga sage]
2012/06/24(日) 11:02:46.53 ID:xRRwkXia0
「え?」

悩み呻いていたら、一人かやの外状態だったセイバーが心配そうな顔をして見て来ていた。

「何か戦略上に不都合があるならそちらを優先しても問題はないです。戦は万全で向かってそれでやっとスタートですから」
以下略



36: ◆ecH57LqR9PZC[saga sage]
2012/06/24(日) 11:03:13.80 ID:xRRwkXia0
「申し訳ないのですが、それは了承できません」

「え?」

何を言ったか思い出せないくらい色々話しきって一息ついた私に、セイバーは真っ直ぐな瞳でそう告げてきた。
以下略



37: ◆ecH57LqR9PZC[saga sage]
2012/06/24(日) 11:03:56.16 ID:xRRwkXia0
「そっか、そうだよね……ごめん、セイバー」

「いえ、私の方こそマスターの夫を助けにいけずに申し訳ないです」

「うん……………………うん?」
以下略



38: ◆ecH57LqR9PZC[saga sage]
2012/06/24(日) 11:04:48.77 ID:xRRwkXia0
「はぁ……はぁ、わ、わかってくれた?」

「え、ええ、存分に……」

何とかセイバーに私ととうまの関係を説明しきって一息をつく。
以下略



39: ◆ecH57LqR9PZC[saga sage]
2012/06/24(日) 11:05:32.05 ID:xRRwkXia0
「そっか……それがあったんだね、うん」

聖杯の力。それがあれば直接間接的でなくともとうまを救えるかも知れない。
やってみる価値はある。
さっきまで断ろうとしていたこの戦いに初めて意欲が湧いた。
以下略



40: ◆ecH57LqR9PZC[saga sage]
2012/06/24(日) 11:06:28.37 ID:xRRwkXia0
「じゃあ話を戻すね? 英霊はそれぞれ願いを持っていて、その願いを叶える為に聖杯を狙うんだよね?」

改めて聖杯戦争の確認を再開する。
さっきまでの自分が巻き込まれた確認ではなくて、これより戦争を開始する為の状況確認を、である。

以下略



41: ◆ecH57LqR9PZC[saga sage]
2012/06/24(日) 11:07:25.61 ID:xRRwkXia0
「参加している魔術師は不明、イレギュラーな事態もあり得る、そして願いを聖杯、かぁ……」

内容の確認を終えて一息をつく。
思った以上にこの戦いが熾烈を極めることを再確認した。
人智を越えた英霊に、そのマスターたる魔術師たち。
以下略



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