過去ログ - 弟子「そ、某を、是非とも弟子に!」剣士「めんどくさすぎワロタ」
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41: ◆ClmoeYz2r6[saga]
2012/07/27(金) 21:43:26.01 ID:N+Z7/Leeo
警護兵「……う、くっ」

女侍「大声を出しても刺します。逃げようとしても刺します。黙っていても、私がこの奢って頂いたビールを飲み干したら刺します」

女侍「……よもや、できるはずがないとは、思っておりませんね?」ニコッ
以下略



42: ◆ClmoeYz2r6[saga]
2012/07/27(金) 21:44:23.49 ID:N+Z7/Leeo
警護兵「わ、解った! 言う、言うから……!」

警護兵「あ、あぁ、そうだ。お、俺は、御前試合の前の夜……闘技場に一人の男を入れた」

女侍「当然、立ち入りは厳禁だったはずでは?」
以下略



43: ◆ClmoeYz2r6[saga]
2012/07/27(金) 21:45:35.56 ID:N+Z7/Leeo
女侍「……昔、一人の娘がおりました」

警護兵「へ?」

女侍「ここから遠く、東の国のお話です」
以下略



44: ◆ClmoeYz2r6[saga]
2012/07/27(金) 21:46:46.73 ID:N+Z7/Leeo
女侍「…………」

??「…………続きは?」

女侍「…………娘が見つけたとき、剣客は貧民街のさらに端、ぼろぼろの、小屋と呼ぶにも怪しい家に住んでおりました」
以下略



45: ◆ClmoeYz2r6[saga]
2012/07/27(金) 21:47:58.64 ID:N+Z7/Leeo
女侍「その立ち会いは…………そうですね。一言で言うなら、楽しかった」

女侍「道場の師範の胸を借りて、ただ遮二無二、己をさらけ出して、剣を振っていた頃のような……」

女侍「……ですが、娘は、剣士に負けました。剣士は余りにも強すぎた。それこそ、剣を握りたての初心者と、道場師範ほどの差がありました」
以下略



46: ◆ClmoeYz2r6[saga]
2012/07/27(金) 21:48:46.83 ID:N+Z7/Leeo
女侍「ふぅ……話しすぎました」グイッ

女侍「お酒もなくなりましたし……」

警護兵「ひぃっ!」
以下略



47: ◆ClmoeYz2r6[saga]
2012/07/27(金) 21:50:19.92 ID:N+Z7/Leeo
――酒場の外
弟子「……女侍殿」
女侍「なんでしょう?」
弟子「…………ありがとうございました。お陰で、頭が冷えました」

以下略



48: ◆ClmoeYz2r6[saga]
2012/07/27(金) 21:51:43.06 ID:N+Z7/Leeo
――翌日 女騎士の屋敷


女侍「やはり、騎士……貴族の家ですね。立派な屋敷です」

以下略



49: ◆ClmoeYz2r6[saga]
2012/07/27(金) 21:52:47.84 ID:N+Z7/Leeo
騎士父「いや、この髪型は我が一族の伝統でしてな」

騎士父「初めての方は驚くのも無理はありません」

剣士「ってことは、年始なんかにはその髪型が一堂に会して」
以下略



50: ◆ClmoeYz2r6[saga]
2012/07/27(金) 21:54:00.42 ID:N+Z7/Leeo
騎士父「おや、何か誤りが?」キョトン

剣士「いや、事実だけど! えぇ、事実ですよ、すみませんねぇ!!」

剣士「え? 何これ? 公開処刑?」
以下略



51: ◆ClmoeYz2r6[saga]
2012/07/27(金) 21:55:54.90 ID:N+Z7/Leeo
騎士父「まぁ、家督は騎士兄が継いでくれます」

騎士父「正直、父親としては、騎士などという危ない仕事は辞めて嫁に行って欲しいというのが本音でしてな」

騎士母「貴族の娘は政略結婚が普通ですが、やはり女騎士の幸せが一番ですもの」
以下略



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